3段落日記:子供の運動会に参加して、赤組・青組・黄色組の応援のカラーの違いについて考えた
つい最近、子供が通う小学校の運動会を観戦して気になったことがあった。赤組、青組、黄色組に分かれて、それぞれが応援合戦をしたのだが、応援のタイプがそれぞれ見事に違うのだ。
赤組は正統派の応援で、赤組メンバーで一致団結して絶対優勝を勝ち取るぞ、という誰も傷つけない前向きな応援であった。 青組は少しやんちゃな応援で、他の色の組に対するディスりが入った替え歌を歌い、場を盛り上げた。最後の黄色組は少し斜め上で、「これまでの涙・努力・汗をぶつけて素晴らしい思い出につくろう」と、勝負の世界を超越した応援が繰り広げられた。
そこで少し思ったのは、実はこれは赤組にたまたま正統派な生徒が集まり、青組にたまたまやんちゃな生徒が集まり、黄色組にたまたま斜めな生徒が熱集まった、のではなく、その逆で、自分が何色の組になるかで、応援のカラーも自然と左右されてしまっていた、のではないだろうか。五人組の戦隊アニメの影響かプリキュアの影響かは定かではないが、我々日本人はどうしても「赤色=正義の味方の正統派なキャラ」「青色=主人公ではないけれどそれなりに強い、けどたまにやんちゃなキャラ」「黄色=チームに一人はいてほしい癒しキャラ」という先入観を植え付けられている気がする。
そして、運動会でもそれぞれの色の組に属する子供たちは無意識のうちにこの先入観に従い、行動をしていたように思えたのである。