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初めて買ったCDは、ファイナルファンタジー6のサウンドトラックだった
子供の頃、初めて買ったCDは何だろうと思い返してみた。
L'Arc〜en〜CielのNeo Unierseだった気もすれば、NirvanaのNEVERMINDだった気もするし、サザンオールスターズのTSUNAMIだった気もする。
そうして振り返っているうちに、初めて買ったCDは実はゲーム音楽のサウンドトラック、それも「ファイナルファンタジー6」のCDだったことを思い出した(ちなみにその次に買ったのは「ファイナルファンタジー5」のサウンドトラックである)。
友達の家で遊んだ際に聞いた世界崩壊後のテーマ曲「仲間を求めて」に衝撃を受け、さらにその後に聞いたラスボス戦の「妖星乱舞」にはもと衝撃を受けた。音楽を聴いているうち、どうしても自分もこのゲームがやりたくなった。
そして、ゲーム自体は親にお願いして買ってもらえたのだが、その後もファイナルファンタジー6の音楽にハマってしまい、ついにサウンドトラックを買った。
親には「魔大陸」や「死闘」を興奮しながら聞かせたのだが、「電子音楽か。オーケストラだったらもっと感動するのにね」とボソッと言われた。
その後、小学5年生くらいだっただろうか、クラスで行う演劇発表会の中で、私は音響を担当した。劇のBGMに無理やりファイナルファンタジー6の曲を入れるためだ。
例えば劇中で雨の降るシーンにはゾゾの街の怪しいBGMを挿入し、とぼけたキャラクターが登場し場が和むシーンではガウの親父の家で流れるBGMを挿入した。
ファイナルファンタジー6のサウンドトラックは、単なるゲーム中で流れるBGM集であったかも知れない。しかしながらこのサウンドトラックのおかげで、自分は色々なジャンルの音楽に目覚めることができた。
前出の「妖星乱舞」のパイプオルガンの音色を聞いたことでバッハが好きになったし、「決戦」はハードロックやヘヴィメタルが好きになるきっかけを与えてくれた。
ジドール劇場のオペラから、オペラにはまることは無かったが好きな音楽であることは間違いない。
今聞いても色褪せることのない名曲ばかりがつまったサウンドトラックであると思う。