マガジンのカバー画像

長岡雑記帳

3
地元、長岡の色んな事を通じて考えた事などを書いていきます。 地元のことだからと言って甘口にはならないので、ご承知のほど。
運営しているクリエイター

記事一覧

【長岡雑記帳】2019年秋・上越妙高駅探訪記(気取り)

【長岡雑記帳】2019年秋・上越妙高駅探訪記(気取り)

 今から2年前の2019年秋、noteの下書きに書き付けたままとうとう放置状態になってしまった1日旅の記録のうち、上越妙高駅の部分をようやくここに公開する。あれから2年経ち、駅周辺では5Gラボという新たな動きもあって、尚更に興味深い場所になって来た。そんな場所に関して2年前はどんなふうに眺めたかを、駅とフルサットの部分には留まるが、ご一読頂けると有難い。

 2016年に初めて上越妙高駅に出掛けた

もっとみる
【長岡雑記帳】駒形十吉記念美術館に、新潟県の文化芸術の立ち位置を思う

【長岡雑記帳】駒形十吉記念美術館に、新潟県の文化芸術の立ち位置を思う

 かつて長岡には新潟県のフジテレビ系列であるNSTのスタジオがあったという(1968〜1991)。スタジオが新潟市に移るに当たり(その後、2004年に現本社に再移転した)、NSTの経営に関わっていた駒形十吉氏が個人で収集していた美術品を公開する場所として建設を決めたのがこの駒形十吉記念美術館だ。この場所にNSTのスタジオがあったことは、現在もすぐ隣に長岡支社があることから分かる。

 駒形氏は元々

もっとみる
【長岡雑記帳】長岡の図書館の断片的雑記(特に互尊文庫に思うこと)

【長岡雑記帳】長岡の図書館の断片的雑記(特に互尊文庫に思うこと)

 長岡市立互尊文庫は、長岡市で最も歴史のある図書館だ。1918年に野本恭八郎という地元の実業家の寄付によって作られた図書館は、太平洋戦争末期の空襲での焼失と再建、高度経済成長期の建て替えを経て、百年以上にも渡って長岡の図書館の象徴的存在であり続けている。
 もっとも、現在の互尊文庫は地域図書館としての役割がメインである。というのも、これとは別に市立中央図書館があるからだ。
 1987年、新潟大学工

もっとみる