労働者とは|使用者と労働法をからめて|300文字解説でAIと勝負01
社労士の長岡です。専門用語などを300文字程度で解説してAIと対決してみるシリーズ、第一弾は「労働者」について。
わたくしの説明
「労働者」とは、雇われて仕事をして給料をもらう人のことです。いわゆる正社員だけでなく、パートタイマーや学生アルバイトなども含まれます。年齢や性別、そしてもちろん、国籍も関係ありません。
これに対して、労働者を雇って給料を払うのが「使用者」です。会社そのものだけでなく、社長をはじめとする役員などは、原則として使用者に該当します。
労働者は使用者に対して立場が弱くなりがちなので、極端な環境で働かされることがないよう、労働基準法や最低賃金法等のいわゆる「労働法」によって保護されます。
使用者は労働法による規制を受けるため、労働者の労働時間を限度内に収めることや、労働者に最低賃金額以上の給与を支払うことなどが義務付けられています。
(312文字)
AI(Bard)の説明
わたくしからの指示
あなたは社会保険労務士です。労働者について300文字程度で説明してください。その際、「使用者」と「労働基準法」という単語を入れてください。
(「弁護士です」と言う勇気はなかった
AIの回答
わたくしの感想(Bard)
AIの文章は「押さえるところを押さえている」という感じでしょうか。労働基準法の説明に労働安全衛生法も混ざっているような気もしますが、間違ってはいないと思います。
ただ、文章は硬いですね。これは指示の出し方に改善の余地がありそうです(誰に向けた説明なのか、など)。
しかし、300文字にしては長いなーと思ったので、続けて次のような質問をしてみました。
わたくし「いまの回答は何文字でしたか?」
それに対する(衝撃の)回答がこちら。
こいつ……ドヤるぞ!
ちなみに、本当は570文字でした。
(ずるいぞ
AI(ChatGPT)の説明
せっかくなので、ChatGPT(無料版)にも同じ質問をしてみました。
わたくしの感想(ChatGPT)
こちらは246文字でした(誰かさんよりフェア!)。最低賃金は「最低賃金法の定めるところによる」なので労働基準法の説明としてはイマイチな気もしますが、やはり間違ってはいませんよね。
最後に(とってつけたように)社労士についても語られているのは意外でした。「あなたは社労士です」と指定したので、「だったら自分たちのアピールもするでしょ」と判断されたのかもしれません。そういうサイトが多いのでしょうか……。
おわりに
AIによってぜんぜん回答が違うのがおもしろいですね。わかりやすさについては「オレが絶対1位だー」と思いたいところですが、そもそも指示の出し方が曖昧だったかなと。プロンプト・エンジニアリングというやつも勉強しないといけませんね。
まあ、しばらくはお試し版ということで、今回はこのへんで終わります。
(Bardも「試験運用中」ですし
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