21世紀 日本のデザイン 三菱総合研究所 編
この前息子に「パパは22世紀まで生きられないね」と唐突に言われた。もちろんそうだが、彼らは85歳まで生きれば22世紀の風景を見る事ができることに気がついた。
この本は2000年の出版。
2000年に書かれた未来予想図を、現時点での答え合わせのつもりで読んでみたが、概ね書かれた通りに進んでいて予測の正確さと先見の明に驚くとともに、青写真があってもここまでに約四半世紀もかかるのかと日本のスピードのなさを実感。
それと同時に、今行われている事は100年後などの長い時間軸で捉えた価値観での施作ではなく、比較的行き当たりばったりで考えられていたものなのだなということも認識した。
でもChatGPTが出たので、どのみちこの本ももう一度書き直しが必要だし、歴史に学ぶ普遍性はもうほぼ残されていないかもしれない。とりあえず、ここに書いてある課題があと5年くらいで全部解決されるといいのだけど。
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