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030:ちーちゃんはちょっと足りない|漫画

・阿部共実の漫画は「月曜日の友達」しか読んだことがなかったが友人に借りて「ちーちゃんはちょっと足りない」を読んだ。

・中高生の頃の、ドロドロとした感情がごちゃ混ぜにになっていた時代を思い出した。自分にも馴染みのある感情ばかりが出てきた。今はあまり感じることもないので、多感な時期だからこそ考えていたことなのだろうなと思う。

・感想としてはそんな感じだったが、終わり方がハッピーエンドともバッドエンドともとれる、そもそもエンドではない終わり方だった。
・この漫画を読んで、高校生の頃、退学した知り合いのことを思い出した。

・入学した頃は仲が良く、よく遊んでいた。ちょっとした小競り合いをすることはあれど基本的には良好な関係で、高校生活の前半は1番長い時間を過ごしたと思う。
・ただ高校2年生の後半に少し大きな出来事があって仲違いをし、疎遠になった。というか絶交になった。
・今まで多くの人間と出会いいろんな感情が動かされてきたが、絶交し10年程度経った今でも未だに許せない、というか良い感情を抱けないのは唯一彼だけである。
・そもそも絶交と断言出来るほどの人間関係は今までの人生で彼しかいない。

・僕と絶交した数ヶ月後、彼は高校を退学した。
・というのも、仲違い時にはそこそこ多くの周りの学生や先生を巻き込んだのだが、僕の方が正義で彼の方が悪というような、そんな構図を生んでいた。
・それもあり、また彼はおそらく友人が少なかったこともあり、仲違い後は学校に居場所がなくなったということを風の噂で聞いた。退学自体も、その風の噂も知ったのは彼が退学してから数ヶ月後だった。

・一方自分の方はというと、もともと数として見た時にも友人はそこそこ居た方だと思うのだが、退学した彼とは全く別のコミュニティの友人たちとの関わりが密になった。よく「なんであいつとつるんでいたんだ?」と言われるが、もうその頃の感情なんか忘れてしまった。

・少し話が脱線したが、なぜこのような話を書いているかというと「ちーちゃんはちょっと足りない」のラストシーンに少しだけ自己投影し、高校の頃のあまり思い出したくない出来事を思い出したのである。
・キャラクター達の今後はわからないけれども、ちーちゃんとナツの関係性は僕らと同じような道を辿るのかもしれないと、そう感じた。

・なんかまとまってない文章になった気がするが雑記だしいいか。

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