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198:After Days|OUR DAYS #007

・ながめいづきと、この世で唯一ながめいづきと共鳴する研鑽仲間である「彼」との2人の物語。
・前回。


・前回でマガジンとしては最終回を迎えたが、彼との物語は未だ続いている。
・後日談。


・「彼」と対話を重ね、お互い進むべき道は見つけたものの、その道は先人などおらず何も舗装されていないけもの道であるので、未だに悩むことは多い。
・よく「彼」とは「研鑽会議」と称してお互いの近況報告をしたり悩みを吐露し合ったりしている。

・まぁ作業通話というか。
・互いのパソコンのタイピング音だけが聞こえ、無言で電話を繋いでいる状態の時も多々ある。

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・そんな彼にいつもの如く自分の近況からくる悩みを話していると、ある一冊の本を薦められた。
・それは「芸術は爆発だ」という言葉や大阪にある「太陽の塔」の作者として有名な岡本太郎による「自分の中に毒を持て」という本。

・内容を簡単に要約すると「危険だけど惹かれる道に進め」だとか「人間の本当の生き方とは純粋に生きることであり、その道において自分は未熟だと思え」だとか、そういったある種自己啓発的なもの。

・自分はこんな要約では収まりきらない衝撃をこの本から感じた。

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・ちなみに昨今のYoutubeやTikTokなどでは本を要約して伝えることが流行っているが、そのような動画では伝わらない衝撃をこの本は秘めている。
・岡本太郎の地の文から食らう強烈な波動は、実際にこの本を読まなければ感じることはできないし、人によっては読んだところで感じることすらできないと思う。

・自分もおそらく1年前に読んでいたりすれば内容を理解することはできなかっただろうし、今でももしかしたらその内容のすべてを受け取ることはできていないかもしれない。

・自分は感想を書いたり推薦することはあれど、本を要約することはしないので、気になる人は実際に読んでみて欲しい。

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・今の自分には、というか常々の自分にはいつも何かしら悩み事があり、そのたびに逡巡しながらおそらく正解だと思う道を恐る恐る選んでいる。
・ただこの本を読むことで、少なくとも今の自分が抱えている悩みはすべて解決した。

・細かくは考える必要はあるかもしれないが、全ての意思決定の幹となる部分に水をあげることができた。

・まぁ一つの例として今回の記事を綴ったが、このような形で「彼」との関係はずっと続いている。
・「彼」が自分のことをどう思っているかはわからないが、自分にとっての「彼」は他のどの人間より正しく、「彼」の感じることであれば基本的には正解であると思っている。

・といった形で、今も「彼」との物語は紡がれ続けているし、今後も続いていく物語だよ、という後日談でした。

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