164:久々に友人と「休日」を過ごした
・普段奴隷労働をやりながらそれとは別軸に創作活動に取り掛かっていると、人と交流する機会はめっぽう減る。
・今まで自分は遊ぶ友人は多い方だと思っていたが、ここ数ヶ月はほぼ遊んでいない。
・ただ今度のコミティア149で頒布する予定の本の制作や出展の準備がひと段落し、少しだけ余裕ができた時間があった。
・本来は余裕などは作ってはならず、終わったなら終わったで次の活動に励まなければいけないしこのnoteも毎日更新することに決めているので休憩する時間などはないはずだが、最近は息苦しさを覚えていたので少し息抜きしたかった。
・そんな折、たまたま仲の良い友人から連絡が来て、タイミングも良いし飯くらいは食べるか、という気持ちになった。
・久しぶりに人と飯を食べたり茶をしばいたりしながらいろいろなことを喋った。
・「休日」を過ごした。
・楽しかった。
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・最近の自分はただの「楽しかったこと」あるいは「愚痴」だけを話すような仲の人間とは、あまり交流しなくなった。
・自分は悩みやそこから派生する将来の展望を常に頭に抱えながら生活をしているので、人と話す時もそういう話をする方が楽しい。
・だから今でも仲の良い友人の共通点の一つとしては、「悩みながらも考えることをやめず選択をし続けている人」というのが挙げられる。そこに付随する「楽しかったこと」「愚痴」を話す・聞く時間は楽しい。
・今まで「なんとなく楽しい」だけで繋がっていた人間たちとは、あまり馬が合わなくなってきた。
・自分も相手も、お互いの話していることに興味がなくなってきていることを感じる。
・そんな中久々に一緒に休日を過ごした彼は、新卒の会社で知り合った同期で、とても思慮深い人間だ。
・彼は彼なりの今後を模索し現状に浸らず内省をし続け次の選択を考えているし、自分の言葉などもきちんと聞いてくれた上で丁寧なコメントを返してくれる。
・自分の交友関係の中ではわりと少なくなってしまったタイプだ。
・20代も後半になるとある程度は各々の人生観も固まってくるので、今後どうなるかわからない人間の話などを真摯に聞いてくれる人は貴重な存在だな、と感じた。
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・彼との話の中で「自分たちは若くなくなってきている」といった話題があった。
・新卒入社時には社員寮で同じ屋根の下で生活し、彼含む何人かのコミュニティとは学生のような毎日を送っていた。
・それも一つのモラトリアム期間で青春だったので、確かに今の自分にとってはもう過去の綺麗な思い出として胸にしまっている事柄ではあったのだが、そこで先陣を切って遊びに励んでいた彼からそのような言葉を聞くと、いよいよ自分たちは若くないのだなということを改めて実感させられた。
・もう若くないのだな、自分たちは。
・精神的にもそうだが、身体的にも、最近自分は体調を崩す頻度が増えてきている。
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・久々に過ごした「休日」は楽しかったのだが、同時に少し寂しさを覚えた。
・彼と、また他の友人たちとも共に過ごした青春をもう一度送ることは二度とできない。
・酔いすぎて寮の近くの小川に向かって彼と横並びで嘔吐したのが懐かしい。
・もう今は嘔吐するほど酒を飲むこともない。
・自分は自分で道を作り、後ろを振り返らず前に進んでいくしかないのである。
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