PDFExpertを超えられないなら電子テキストと言っちゃあダメだよね
以前、PDFを読むアプリとしてPDFExpertを使用しているという記事を書きました
今回は、もう少し具体的な話をしたいと思います。
私は、かれこれ10年以上、紙の資料をスキャンしてPDFにし、それをiPadで読むというスタイルをしています。
メリットとして、
①どんなに資料の数が多くなってもiPadの物理的な重さは変わらない。
②資料を家に忘れたというのが存在しない。
と言ったことが挙げられると思います。
さらに、教科書や資料に書き込みができなんじゃないの?という声もApple Pencilが登場して以降は無問題となっています
PDFExpertでは無料でも注釈が可能になっていますので手書きのメモも可能ですし、テキストでのメモの挿入も可能です。
またタブを切り替えることで複数のPDFを行ったり来たりすることも可能です
さらに資料をスキャンする時にOCRをかけておけば検索することもできます
特定のページにブックマークやアウトラインの名前をつけることも可能です
電池切れと目の疲れのデメリットはありますが、それ以外ではデメリットを感じたことは今のところありません。
PDFExpertと同等の機能を持つDocumentというアプリもあり、こちらは無料です
以前、「昨今の看護教育は猫も杓子もICT、デジタル教科書」という記事を書きましたが、大手の出版会社さんがデジタル教科書を貴校でも導入しませんかとやってきます
そこで、声を大にしていいたのはPDFExpertと同等のレベルでデジタル教科書って言っちゃあダメだよねということです
あえて、iPadの容量を食い潰す、あえて個人の情報を明け渡す、あえてダサいアプリアイコンを画面に置くというデメリットを受け入れるのであれば
プラスアルファがないと大事にiPadに入れたくないんですよ
そもそも、そこに学習コストをさくメリットはあるのか?ということですよね
カリキュラム改正でのICT導入やコロナの影響でリモート授業が必要というのも分かりますが、急ごしらえの貧相なアプリは入れても結局使いにくいし、これって紙の本より何かいいの?となってしまいます
各学校でデジタル教科書を導入する前にまずはPDFExpertを触ってもらって、その上で大手の出版会社さんに「で、他には何ができるんですか?」を言っていただきたい。
そうしないと、結局本当に使い勝手いのいい、学生や教員のためになるデジタル教科書は出てこないと思います。
デジタル苦手な教員の方こそが、「もっと便利で、使いやすい機能ないんですか?」を連呼してもらいたいです。