やる気がでないときの乗り越え方。ほぼ日&cakes
かつてないほどにモチベーションがダウンし、どうしてもやる気が出ない。
睡眠時間は十分足りているのに、昼間も眠気に襲われる。
外出すれば、電車は乗り過ごすわ、ホームで反対方向の電車に乗る確率が高いわで、疲労感に襲われる。
目がかすみ、眼球が鈍く痛み、文字を読むのも億劫で、視力が衰えたようにも感じてしまう。
これは平成最期の2年間の、私の様子です。
フリーランスでいつでもゴロンとできる室内環境で仕事をしているため、気力がない、やる気が出ない、というのは危機的な状況でした。
今回のテーマは、「なんとかして、やる気をださねば!」です。
やる気を出すより、出したあとが大事
不安と危機感がつのり、ネットで「やる気がでない」「どうしたらやる気がでる」「やる気が出る方法」などと検索した結果、私の一筋の光となってくれたのが、このあと紹介する2つの連載記事です。
1つの記事(ほぼ日)からは、やる気を取り戻すきっかけをもらい、もう1つの記事(cakes)には、やる気が出た後にうまく考える方法を教えてもらいました。
私は、やる気がちょっと出たのに、次の作業や仕事がうまく進まなくて、せっかく出たやる気が失せるという経験をしました。
気力や体力がどんどん減ってしまい、やる気を取り戻す力が底をついて、やる気が出ない状態が長く続いて、うつ状態になってしまったというか。
だからやる気を出すより、出た後の進め方や考え方こそが大事なのでは。
ちょっとやる気が出た人にとっては、2つ目のcakesの記事が大きなヒントになるのではないでしょうか。
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脳の気持ちになって考えてみてください。(ほぼ日)
初回から読めるように第1回ページのURLを貼りました。池谷さんから脳研究の面白いエピソードがたくさん聞けます。
なぜ、やる気が出ないのか?
その答えを、脳の気持ちになって考えみると……
やりはじめないと、やる気は出ません。
---引用元 https://www.1101.com/ikegaya2010/2010-10-01.html 池谷裕二さんの言葉より---
つまり「体を動かせばいい。」
やる気を出すのは難しくないよ、一歩踏み出せば大丈夫だよ。と言ってもらえた気がしました。
やる気がでないときは、とりあえず「やりはじめてみよう。」と呪文のようにつぶやこうと思います。
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それ、科学的に教えてもらえませんか?(cakes)
やはり初回から読めるように第1回ページのURLを貼りました。
こちらは一歩と言わず、二歩目、三歩目、どんどん踏み出していこうぜ! という感じの濃い内容。
やる気が出る体の動かし方や、やる気が出たあとにどうしたらいいかというヒントをたくさんくれます。
『ルーティン』という言葉をリロードする
記事のなかでは『フロー』という、仕事に入る前に集中する方法が紹介されています。私には実行ステップが複雑すぎるのですが、記事を読む前と後とでは『ルーティン』という言葉の受け止め方がかなり変わりました。
私の『ルーティン』は、ゴロンと横になってパソコンやスマホに流れ込んでくるプロ野球速報や芸能ゴシップ情報、そこに書き込まれる身勝手もしくは悪意のあるコメントを1日何時間もひたすら読み流すことでした。
そしてやりながら「嫌だなぁ。本当はゴシップとか見て時間を無駄にしたくないのに。なんとかやめたいなぁ。」と自己嫌悪に陥っていました。
いまも調子が悪いと邪悪なネットサーフィンを始めてしまい、止められなくなります。
だから、『ルーティン』に対する固定概念が崩れ、新しいものに変わるだけでも、とても大きな意味があると感じました。
とりあえず場所を決めて、分けてみない?
まだまだ気持ちがドヨンとしがちなのですが、これなら実行できそう、と思えるシンプルなアイデアも見つかりました。
それは場所を決める・分けることが、やる気につながるというもの。
そもそも、仕事をする机でSNSを見たり動画見たりしてると、脳が混乱します。その場所で、仕事モードでいればいいのか、遊ぶモードでいればいいのかわからなくなってしまうんです。
---引用元 https://cakes.mu/posts/13720 西本真寛さんの言葉より---
場所を変えるだけなら、少しずつできそうな気がします。
とりあえず、布団の中で仕事をするのはやめなくちゃ……。
人格は変えられなくても、問いかけ方は変えられる
さらに以下の回を読み、考え方にはいろいろな技術があると知りました。そうか、考えるって、それほどに難しい作業なんだな、と思いました。
だから上司が部下に「もっと考えろ」というのは、適切な指示になってないんですよ。「世界を平和にしてこい」というのと同じです(笑)。
---引用元 https://cakes.mu/posts/14780 石川善樹さんの言葉より---
世界を平和にしてこい、なんて言う上司がいたら、個人的にはシビレちゃうんですけど、、。
それはともかく、上のサムネイルタイトルのように、問いかけ方次第で考えが変わるよ、というのは、とても希望にあふれた示唆だと思います。
なぜなら、考え方が悪いんだと思うと、もう脳や人格から変えないとダメなんじゃないの? と気が遠くなって、やる気が出るどころではなくなるので。
脳や人格は変えられなくても、問いかけ方を変えれば、新しい考えを導ける可能性があるわけですから。これは希望が持てます。
『大局観』というキラキラ星のような概念
さらにこの回では、『大局観』という物事の捉え方にも衝撃を受けました。
ぁあ、会社員時代は目の前の問題を改善することに一生懸命すぎて、その周りの大きな世界が見えていない状態だったなぁと、思い当たる節がありすぎました。
普通にしていると「木を見て森を見ず」になってしまう私にとって、『大局観』はもっとも遠いところにあるキラキラ星のような概念です。いつか、これを手に入れたい……。
みんなにとっても、考えることは結構、難しい
連載『それ、科学的に教えてもらえませんか?(cakes)』を読んで一番良かったのは、考えるって結構、難しい、とわかったことです。
自分だけが、うまく考えられなくてフリーズしてしまうわけではない。問いかけ方を変えてみたら、いい考えが浮かぶかもしれません。
だから自信を持って考え続けよう。
諦めなければ、自分らしい方法論もきっと見つかるはず。そんなふうに思えたことが大収穫でした。