【次はラジオCMだ!】文化放送ラジオCMコンテスト(作り方解説)
宣伝会議賞、あっという間に終わってしまいましたねー。みなさんはいいコピー書けましたか? 自分は2900本応募できました。
目標は、1次通過1本です。
いや、マジでむずいんですよ。1次通過も。たとえ1次通過しなくても、コピーと向き合い続けた時間は、人生にとって有意義な時間になると思ってます。みなさん、お疲れ様でした!
うーん、宣伝会議賞のほかに、おもしろい公募ないかなー。
とコピー熱がおさまらないそこのあなた!「文化放送ラジオCMコンテスト」もやってみませんか?
でも、ラジオCMって、キャッチコピーより難しそう…。
とお思いでしょう? むしろね、文化放送ラジオCMコンテストは「コピーライター」にはすごい有利な賞だと思ってます。その理由は後ほど紹介しますが、とにかくキャッチコピーが好きな方なら「文化放送ラジオCMコンテスト」も楽しめると思いますよ!(^^)
3STEP!ラジオCMの書き方
はじめてラジオCMに取り組む人でも簡単に書けるよう、超ざっくりとラジオCMの書き方について紹介していきます。もちろん、作り方に正解なんてないので、あくまで「自分なり」の方法をお伝えしていきます!
①まず「キャッチコピー」を書こう。
「え、ラジオCMなのに、キャッチコピー?」と思うかもしれませんが、文化放送ラジオCMの受賞作品は、いいキャッチコピーが最後に入っていることが多いです。というより、そのキャッチコピーを軸にしてストーリーを考えると、他の応募者と被りにくい作品に仕上がっていきます。
例えば、前回の優秀賞作品
「大ピンチずかん」という課題でのラジオCM。キャッチコピーはここですね。
それまでのストーリーと、「大ピンチずかん」という商品をつなげる一言になっています。
どんなに面白いCMを書いても、商品の魅力に落ちていないと、文化放送ではあまり評価されません。
ストーリーよりも先に、まずは「キャッチコピー」から発想していくとしっかりオチが決まるラジオCMになりやすくなります。
②1行シナリオを書こう
CM最後のキャッチコピーが決まったら、そこにつなげるためにストーリーを考えましょう。
といってもいきなり考えるのは難しい方は「1行シナリオ」から考え始めるのがおすすめです。
例えば「ピンチにつよい男はモテる。」というキャッチコピーにつなげる、1行シナリオはこんな感じですね。
いわばストーリーの「指針」ですね。ここさえ決まれば、あとはこのシナリオに合わせてラジオCMを考えるだけです。
③わかりやすいストーリーを作ろう
ラジオCMは「音声」だけ。さらには文化放送は「20秒」になるなので、あまり複雑な設定はおすすめしません。
できるだけ短く。できるだけ極端に。できるだけシンプルに。
せっかくいいキャッチコピーを書いても、CMが意味不明であれば本末転倒です。とにかく「伝わりやすい」ラジオCMを心掛けましょう。例えば先ほどの作品例を見てみると
男の子が、女の子に「かわいい自慢をしている」。めっちゃ構造的にシンプルです。でも、キャッチコピーがしっかりしていることで「強い」ラジオCMになっています。
さらにこのCMでは、「今後の成長を糧にする」とか「向上心がすごい」とか、少しビジネスマンが使うようなワードをあえて子供に言わせることで、インパクトまで持たせられています。
まずはとにかく「伝わりやすさ」を意識し、そこから「どう面白くしていくか」という順序で考えていくと、ちゃんと広告として成立するCMになっていくと思います。
さあ、Let's ラジオCM!
「新人コピーライターは、まずラジオCMをやることが多い」という話を聞いたことがあります。それは「言葉」や「発想力」を鍛えるのに格好のメディアだから…、だったかな。そういった意味で、コピーライターを目指している人にも、文化放送ラジオCMはおすすめの公募だと思います。
また、ラジオCMが書けるようになれば、ストーリー性のあるキャッチコピーもけっこう得意になってくると思います。伸びしろを広げるためにも、ぜひ「文化放送ラジオCMコンテスト」にチャレンジしてみませんか?