地方フリーランス広報2年生が振り返る、出産とお仕事
はじめましての方も、お久しぶりの方もこんにちは。企業広報約9年、フリーランス広報2年生、永井と申します。
大阪拠点で、主に関西を含む「地方」企業様の取り組みを「全国」に発信する広報支援をしています。
この記事は、「PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2022」の12/24の記事です。
1年ぶりのnote、みなさまご無沙汰しております。
2021年、思いがけずフリーランスになったなーと思っていたのも束の間。
2022年はなんと出産しました。
▼去年のnoteはこちら
「フリーランスでお仕事をいただいたばかりなのに、早々にお休みさせていただいていいんだろうか。」
「大黒柱なのに産休明けはどうなるねん」
と葛藤もありましたが、2年くらい妊活していたこともあり、年齢も年齢で(出産時40歳)おそるおそる人生の波に乗ってみることにしました。
会社員じゃないから、誰から休みを言われる訳でもないフリーランス。ましてフリーランス広報って、ひとりでお仕事うけている場合が多いですよね(わたしはほぼそう)
フリーランスで出産って、仕事どうなるの?いつ復帰できるの?という情報を出産前に知りたかったので、一例として記録しておくことにします。(個体差がすごくありますが)
妊娠報告はいつしたか、どうなったか
2021年にフリーランスになり、半年後に妊娠が発覚。
年齢も年齢なので流産する可能性も考え、安定期に入ってから報告するつもりが「なにかあった時に備え、仕事で関わる方には早めに言っておいた方が良い」となにかで読みました。実の両親よりも先のタイミング、安定期前にクライアント先の社長に報告。
たまたま「去年社員が同じくらい(1月末くらい)に出産したよ。」ということで、10月からは完全リモートに切り替え、12月で仕事を納めたという具体的なアドバイスをもらいました。それを目安に動き出すことに。ひとりでモヤモヤしているより、早くに打ち明けておいてよかった…
妊娠報告した端からお仕事ってなくなっていくのかなと思っていたけど、喜んでいただけたり、「いつまで仕事できる?」と聞いてくださったり。妊娠しているとわかっても新規のお仕事を依頼してくださる方もいて、嬉しいやらありがたいやらの連続でした。
結局どのお仕事も誰かに交代はせず、お休みをいただく結果となりました。
ちなみに最初にご報告したクライアントさんには、メディアさんとのアポ前に待ち合わせしていた東京のタリーズで「わたし妊娠したんです」と打ち明けました。周りのお客さんからは、訳ありカップルに見えてたかもしれません。(鈴木さんごめんなさい@kojisuzuki77)
復帰は在宅の仕事から少しずつ。外出を増やし、でもまた引きこもりに
産後2ヶ月の4月に「企業公式Twitterの中の人」「寄稿が決まっていたクライアントさんの原稿チェック」のお仕事から復帰。在宅でスマホからでもできるお仕事、出産前からお付き合いしているクライアントさんとのお仕事から、ぼちぼちと再開させていただきました。
わたしの場合、いきなりメディアキャラバンを伴うお仕事の復帰が難しかったです。在宅でできるお仕事を出産前から始めていたことと、クライアントさんが産後まもないタイミングでお仕事を任せてくださった度量が、復帰のタイミングを早めるのに大きく影響しました。
5月以降、徐々に外出が必要なお仕事や新規のお仕事も増やしていき、最近(生後10ヶ月)では週に2日〜4日程度は外出して取材対応やメディアキャラバンを実施していたものの、育休を1年とってくれている夫の体調が悪くなり急遽またわたしも在宅多めに。
夫と実家と外部の方の力を借りてなんとか生き延びる
わたしの実家が同じ大阪府下にあるので、行き詰まるたびに実家に連絡。数日実家に子供と一緒に里帰り、夫の体調が戻ればわたしも在宅の日を増やし、夫にも引き続き対応してもらうという日々が続いています。(本当にありがたいし、今日も実家に帰ってました)
なんとなく出産前の夫婦の良好な体調が続く前提で考えてしまっていたのが反省でした。自分や夫、実家の両親、誰かの健康が少しでも崩れたら微妙な均衡はすぐに崩れてしまう。悪いことを考え出したらきりがないけど、これからも誰かの体調が悪くなった時のことを頭におきつつ、余裕を持って進めていかないといけないなと思っています。
仕事面では経費の入力、請求書の発行、スケジュールの調整を、外部の方にお願いしています。育児で詰んだ時に家事代行やベビーシッターさんをお願いしようとしたのですが、夫が難色をしめしたので、まずは自分の仕事の軽減を図りました。自分でも頑張ればできるけど、自分の頭の余白を作るために依頼。結果、ものすごくストレスが減りました。
覚悟していたけど予想以上にダメージがでかかったのは、夫とのケンカ。
寝不足だったり、子供がいることによって、ケンカが増えるとは覚悟していたものの、予想通りというか、それ以上に増えました。育った環境がちがう元他人同士が子育てするって本当に大変だなと思います(現在進行形w)家庭が険悪だと仕事にも影響が出る。ダメ、ぜったい。
妊娠している広報仲間から、質問されたこと
Q:妊娠中気をつけていたことは?
わたしが妊活していた病院の先生が、自己責任ですけど結構なんでもやっても大丈夫といってくれる先生でした。
妊娠中に飛行機も乗って出張も行ってたし、ぎりぎりまでパーソナルトレーニングもいっていたし、お寿司も食べてました。
Q:妊娠中に働いていて、今までで一番仕事がはかどらなくてつらいです。
出産前も働いていましたが、ねむいわ集中力は散漫だわ、息があがるわで、仕事をしていてもこれでいいのかと葛藤がすごかったです。
お腹が大きくなるって、物理的に重たくなるだけじゃなかった。座ってるのも苦しくなるので、デスクワークもひたすらはかどりませんでした。
妊娠中に仕事がはかどらなくて落ち込んでる方、生きてるだけでえらいです。ゆっくりやりましょう〜
Q:わたしも妊娠しているんです。仕事がバタバタで出産準備がなにもできてなくて心配。
とりあえずninaruのアプリを入れるとよかったです。出産までの大体のスケジュールが掴めるし、夫(パパver.)や親(祖父祖母ver.)にもそれぞれのver.を入れてもらったら、こちらから説明しなくても個々でキャッチアップしてもらえます。
Q:いつからお腹って大きくなりますか、出産後って体重戻りますか。
13キロ増えた体重グラフをおいておきます。
(戻りきってはいない)
まとめ
フリーランスになって半年で妊娠して「わたしってどないやねん…」と思っていましたが、クライアントさんが喜んでくださったりお祝いをくださったり、「復帰をまってるよ!」と言っていただいたり、本当に優しい方に恵まれているなと何度も涙ぐんだ1年半でした。
また、出産後も夫の体調を鑑みて「フリーランスより正社員の方が安心では、いつでも声かけて」と言っていただいたり、クライアントさんの中には家族ぐるみで付き合ってくださって相談にのってくださる方まで。
いまは保育園の入園申請中。うちの家族なりの生活リズムを模索して、来年も優しくしてくださったみなさまに恩返しができるよう、頑張りたいと思います。
娘ちゃんは日に日にかわいくなる!
えらいこっちゃ