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英語教育を考える(その①)

どうも、あさまんがです。おや?タイトルに「その①」とありますね。そうです、この記事は、今年から書き始めるシリーズ(連載?)の初回になります。

年明けすぐに宣言した、少し長めの記事とはこのことです。有料にすることも考えましたが、有料記事はまた別にテーマを用意しようと思います。

さて、日本は英語の教育を変化させ、時代の流れに対応しようとしている印象があります。特に学校においての英語教育はここ何年かでだいぶ様変わりしてきたのではないでしょうか。

このシリーズでは、僕の経験と主観をもとに、日本の英語教育について考えていきます。とはいえ、やはり読者の皆さんには肩の力を抜いて、リラックスして楽しんでいただければと思います。

言語って、「何でもアリ」かもしれない。

これは英語に限った話ではないのですが、言語って答えを追い求めたり、絶対に正しいものという概念が存在しないと思います。

文法ミスでさえも、「口語表現で用いられることがある」という免罪符が与えられます。(もちろん適切な形から逸れ過ぎると伝わらないですが)

例を挙げてみれば、

If I were a bird, I would ~~~

「もし私が鳥だったなら、~~~するのになぁ」

のような現実とかけ離れた仮定をする表現(仮定法過去)では、主語が一人称でもwereを使います。文法的にはこれが正しいのですが、入試などでは違和感に負けて

If I was a bird, I would ~~~

と書く受験生が一定数いることでしょう。採点する人は「ふふ、引っかかったな」といった具合で×をつけるのですが、実は口語ではwasでもいいそうです。受験生憤怒案件ですよこれは。

こんな感じで、「喋る分には気にならない(むしろ伝わりやすい)けど、厳密に言うと違う」という事例も言語にはよくあります。

日本語でも同様で、「ら抜き言葉」なんか分かりやすい例なんじゃないでしょうか。

「この植物は調理すれば食べられる」という表現が、

「この植物は調理すれば食べれる」という風になっていても理解はできます。

このように、例外が多いのが言語の面白いところでもあり、厄介なところでもあるわけですね。考えるだけでワクワクして、夜も「寝れ」ません。

学校で教える(点数化する)のは難しいかもしれない。

まぁこの考え方になりますよね。

今の日本の学校のシステムでは、成績を与えるための評価とその基準が必要です。

みなさんも暗記させられた記憶があるかもしれませんが、

I my me mine , you your you yours , she her her hers , ...

これ(人称代名詞)の暗唱テストで満点をもらったとして、果たして英語の能力が向上したと胸を張って言えるでしょうか?

でも、こうすることで点数は付けやすくなります。暗記してきたか否かで判断すればいいですから、教師としては画期的なアイディアでしょう。

このようにして普段たくさん英語に触れているけれど、ALTの先生が教室に来るとしんと静まり返る教室。う~ん、なんだか寂しい。

点数を付けられることに慣れると、やはり高い点数が欲しいですから、「高得点を取れる英語」を意識するのかもしれません。でも、大学の授業でネイティブの先生(アメリカから来日、研究をされている方です)と話していて、「その表現だと良い評価はあげられないね」なんて言われたことがありません。

むしろ第二言語を用いて自身の意見を伝えようとする努力を褒めてくれさえします。評価はテストを用いるので何とも言えませんが、どうもその辺の意識において、日本と世界(特に英語圏)において乖離を感じます。

書いてる段階でもまだはっきりと言葉にしきれませんが、これを読んでいるみなさんが少しでも腑に落ちない感覚でいるのなら、それです。

あさまんがが高校生の頃

かくいう僕はというと、「英語話すの大好き高校生」でした。ちなみに今は、「英語話すの大好き大学生」です。笑

問題を解くときも、「話してて自然かどうか」が解答の根拠になったりしていましたし、受験期で英作文演習をした際の添削はALTの先生がいる準備室に行って、英語でひたすら話していました。

※海外での在住経験や英会話教室に通っていたことはないので、ただ単に「会話が好き」が英語でのそれにも適用されているんだと思います

でも、文法を勉強する英語の授業はどうも苦手でした。

「え、この表現でも伝わるんじゃないの」と思って答え合わせをすると、冊子には1つの答えしか書いていませんでした。つまり、不正解。

×をもらっていると、自分の表現を否定された気持ちになりました。

これが、点数をつけるという都合に合わせたシステムの弱点なのではないかと思います。

強引にまとめ

あんまり文字数が多いと文章がゴチャッとしてしまうので、とりあえず第1回はこのあたりでまとめようと思います。また、これからの連載でも最後に言いたいことを箇条書きにします。

1.連載、始めます。

2.言語は「誤用があっても相手に伝わる」という特徴がある

3.なので、(日本の)学校で点数をつけて評価するのは難しい

4.×をつけることで、表現が否定される可能性がある

こんな感じです。次は「受験と言語」について考えようかな、と思います。

英語(言語)教育に興味のある方、大学生の考えに興味のある方、あさまんがの記事を読んでくださっている方、

そして何より、「英語が嫌いな方」に読んでいただきたい連載ですので、これからもよろしくお願いします。それでは、次回もお楽しみに!



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あさまんが
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