2023.12.3 富岡多恵子さんの詩
富岡多恵子さんの詩集を実家の本棚で見つけて借りて読んだ。
富岡多恵子さんの本は上野千鶴子さんと小倉千加子さんとの鼎談(←この鼎談という字は難しい。わたしはこれを「けんだん」で覚えてしまって久しぶりにこの字に出会うと「けんだん」で検索してしまい出てこない。正しくは「ていだん」で三人で話すという意味)を収録した『男流文学論』というのを前に読んでいた。
その本は「吉行淳之介、島尾敏雄、谷崎潤一郎、小島信夫、村上春樹、三島由紀夫ら、6人の「男流」作家の作品とそれらをめぐる評論」で、面白くて二回読んだ。
それで、富岡多恵子さんの詩を初めて読んだのだが、これが、とてもかっこいいのだ。
なんというか、詩の一行一行が、長細くて固い板に貼り付けれていて、固いテーブルにばしんばしんと打ち付けられていく感じ。読むごとに、ばしんばしんと言葉がやってきて、最後に「お茶の時間ですよ」とあったらもう、はいお茶飲みます、と背筋が伸びる。
土日、子どもたちが起きるのが早くなった。前は子どもたちが起きる前に作業ができたのに、それができなくなった。寝るのは子どもと一緒に寝る。だから、土日は、子どもたちがなにかに取り組んでいる隙を見て作業をする。
息子は今、トーマスに出てくる岩のボルダーに夢中だ。
娘は、たまたま録画していた、欠陥住宅についての番組を繰り返し観ている。
心を掴まれるポイントは、人それぞれ違うものだな、と思う。