焼きビーフンの歌
昨日、ふと、ケンミンの焼きビーフンの歌を思い出した。
ケンケンミンミン焼きビーフン
たまに食べるとおいしいよ
毎日食べるとちょっと飽きる
昔、CМで流れていた歌だ。
商品を売るために作った歌なのだから、本当なら、毎日食べてほしいだろう。そのほうが、たくさん売れる。
ケンケンミンミン焼きビーフン
春夏秋冬
いつ食べてもおいしいよ
毎日食べてもちっとも飽きない
と、これはわたしが作ったのだけど、こういう歌詞にすることもできただろう。
だけど、実際に流れていたのは「毎日食べるとちょっと飽きる」の方だった。
おそらく、下の歌詞の方が流れていたら、わたしはケンミンの焼きビーフンのCМを覚えていない。
ビーフンという食べ物は、わたしは人生でほとんど食べたことがないけれど、数回食べた記憶では、とてもおいしかった。
たまに食べたいとも思う。けれど、主食ではないから、毎日は食べない。
最近読んだ小説で、親が亡くなって、悲しみのどん底にいる主人公が、その一方で、ポケットの中にある品物があるかないかを気にしていて、指先でずっと触っている、という描写があった。
悲しいときにポケットを気にすることと、「毎日食べるとちょっと飽きる」焼きビーフンは、似ている。
あと、マーボー春雨も、たまに食べたくなる。