ワゴンで本を売る
朝。
詩の書き方がわからなくて、なんかずっと焦っている。
詩が書ける人って、なんで詩が書けるんだろう。
たぶん、もっとたくさん詩を読まないといけない。たくさん、たくさんだよ。
昼。
母と、ショッピングモールにご飯を食べに行く。
1階にレストラン街があって、ほとんどの店は入ったことがあるのだけど、まだ入ったことがない店が1軒、そこはいつも混んでいて並ぶから、昨日も入らなかった。
中華料理屋に入り、そこはいつも空いている。すごくまずいわけではないけど、すごくおいしい、とも言い切れない、けど、おいしい、五目麺と天津飯と餃子とパクチーサラダを頼んだ。
食べながら、色々話して、小説や詩の話もする。
自分で本を作ってさ、駅前とかで売れば。
と言われ、そうだよなー、なんでも、やろうと思えばできるんだよなー、と、気持ちが広くなる。
昔、ワゴンのうしろにパンを乗せて売っている人が、そういえばいたなー、本も、パンみたいにワゴンに乗せて、棚に並べて、公園とかで、飲み物と一緒に売る、そんな風景を想像して、鳩がいて、風船が浮いていて、天気が良くて、暖かくて、平和だなー。
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