拝啓、代々木公園さん、大好きです。
人は成長すると、「美しい」と思える対象が増えるみたいだ。
数年ぶりに、東京の代々木公園に歩きに行った時の事。
8年間東京に住んでいた時は、日々の生活に疲れ果てて、代々木公園に植えられた木々たちを見て、
「あのね、こんなのは所詮、人工的なジャングルだよ」
「田舎の自然ってのはこんなのじゃない」
なんて、相当にひねくれたことを一緒に歩いていたボーイフレンドに話していた。(本当に代々木の木々に申し訳ない)
美しい物より、美しいと思える心。
それが、東京を離れ、数年田舎で暮らして、いろんな人生経験を積んだ私の目に映ったのは、本当に心地いい秋の木々であり、人々が寛ぐ公園だった。
こんなにも見える景色が変わるものかと、我ながら、以前の自分の言葉に笑いが出る。(本当にごめんよ。)
もう一度田舎に住んだから言える。
下手したら田舎の自然より自然に感じる部分さえあった。(懺悔したい)
もしも、あなたに前は好きになれなかったけれど、今は好きになれたとか、「好き」の実感が、何かに対してあるのなら、
それはきっと、あなたがいい意味で成長している証なのでしょう。
あなたが見ているものが美しいかどうかより、
美しいと感じられること自体が素敵なことなのだから。
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