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【俳句5句】振り子時計~夏目友人帳 漆 第一話「破片は愁う」に寄せて

振り子時計

天高く語る時まなこの遠く

飛べぬまま壊れ秋夕焼になつた

秋灯や振り子時計の琥珀色

真つ白な羽のかけらよ銀漢よ

漕ぎ出せばしらべのごとき鰯雲

夏目友人帳 漆 第一話「破片は愁う」に寄せて
第一話放送後、フラメンコ教室に行く道すがら遭遇した振り子時計。街路樹に飾られていた。
「いつのまにか止まったままのあの時計が好きになっていたようだ。
動きもしない物が恋しい…人の心がうつってしまったのだろうか」
ミニ先生の言葉が沁みるのは年齢もあるんだろうな。しみじみ味わい深いこの物語を7期のオープニングに持ってきた制作スタッフの皆様のセンスに脱帽。ありがとうございます!

※俳句5句は、放映された物語からインスパイアされて作者(私)が詠んだものです。
映像より季節は「秋」と判断しました。
インスパイアに基づく俳句なので、必ずしも物語通りの映像でなかったり、物語に登場していない事物が登場することもあります。
ご了承くださいませ。

お読みいただき、ありがとうございました。
「夏目友人帳 漆」第二話は原作でも大好きな「いつかの庭」!
放映が今からとても楽しみです😊

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