漫画「BLUE GIANT SUPREME」は即買いだ!
漫画読みますか? 小学校に上がる前から漫画が好きでした。仕事が忙しくなり結婚してからは数年間読んでませんでした。ある時、仕事で追い込まれ、自分が壊れてた時に「漫画でも読んだら」と妻に言われ、「そうだな、気分転換に読もうかな」と思い、そこからまた今日までしっかり読んでます。
沢山読みますが、新刊が出ると発売日に本屋へ駆け込んで買いに行く漫画が一つだけあります。それが「BLUE GIANT SUPREME」です。
何の漫画かというと「有名なプロSAXプレーヤーになるまでのお話」です。現在も漫画雑誌「ビックコミック」で連載中です。そちらは読みませんが、2,3ヶ月に一冊のペースでコミック化されるので、それを待って読んでます。
この漫画、最初は「BLUE GIANT」という漫画でスタートしました。主人公の宮本大が兄貴に買ってもらったSAXを覚えるべく、近所の河原で練習を始めて「JAZZをやるんだ」って意気込んで練習を始めて行きます。そのうち仲間を見つけてバンドを組んで、より大きなステージで演奏できるようになる。という全10巻の漫画でした。
その後、漫画の内容はプロとして日本を旅立ち、外国で自分の腕を試すという内容で再スタートしたのが「BLUE GIANT SUPREME」になります。本日の時点での最新巻は6巻です。一昨日発売になったばかりです。
この漫画の一番の特徴は「音が聞こえる漫画」ということ。紙なので音は鳴りません。でも作者は「絵」の力でプレーヤーの演奏を「聴かせる」事にチャレンジしてます。そしてそれは見事に成功し、読んだ者に「熱い演奏」「ライブ感」「演奏にかける情熱」「観客の拍手」を伝えてくれる、とても熱い音楽漫画なのです。
主人公の宮本大はともすればドンキホーテ的な部分もありますが、己を信じてその階段を一歩一歩進んで行く様子が気になります。ネタバレ的な事は言えませんが、日本編の「BULE GIANT」のラスト・ステージはあまりにも悲しく、痛みの伴ったステージで今もそのシーンを思うと「嫌な気持ち」になります。作者の意図だと思いますが、せっかくそこまで頑張ってきたのに、その結果は・・・という内容で、心に深く刻まれてしまいました。
そして海外進出した「BLUE GIANT SUPREME」では単身で乗り込んだ主人公がどうやって異国で成功していくのか?を映画を見るように見守っています。「あれから、どうなったのか、近況が知りたい」という気持ちで新刊が出ると本屋へ走るのです。読んじゃえば30分で終わっちゃうんですが、700円で買える幸せなんで、その値は十分にあると思ってます。
漫画が好きな方には是非是非オススメしたい漫画です。みんなで宮本大を見守ろうじゃないですか。