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育休を取得する必要はないと思っている男性も多いようです【育休95日目】

一般男性育休教員です。

タイトルに惹かれて読んでしまった記事です。今一度、自分の考えとは違う考えを聞いてみたいところです。

□記事へのツッコミ

この記事では「育児休暇」とされていますが、「育休給付金」についても書かれているので、「育児休業」が適切になります。

まず、「職場で育児休暇を取得した人はいるか」という問いについては、女性では「いる」が約7割(66.5%)であるのに対し、男性は23.9%という結果でした。男性の育児休暇実績のない企業がまだまだ多いことが分かります。
また、7割以上の男性(73.3%)が今後育休取得を積極的に取る意思が弱く、その内の4人に1人(23.3%)は取得しない理由を「男性は育児休暇を取得する必要がないと思うから」と回答しています。

「取得する必要がないと思う」は理由ではなく、感想ですよね。
どうしてそう考えているかを聞きたかったところです。

記事でも綴られているように、「家事、育児は女性のすること」という文化は脈々と受け継がれてしまっているように感じます。

「育児休暇を取得する機会があれば取得したいと思うか」という質問に対しては62.5%の男性が「取得する機会があれば取得したい」と答えており、給与水準やポジションの維持が保証されるのであれば取得したいと考えるケースは少なくはないと推察できます。

いつもの「キャリア」問題ですね。育児介護休業法では、「不当な扱い」については保障されます。ただ、育休を取得することで在籍期間や時間そのものが減るわけですから、当然ながらずっと働いているよりは…ということなのでしょう。

ここも社会全体で取り組む必要があります。「育休を取得した者は、復帰時点で休業期間に比例して昇給する」など。

□結びに

日本では男女問わず育休の制度としては整っているのにも関わらず、会社での理解を得られない・収入が減るなどの理由で男性の利用者がまだまだ少ない傾向にあります。

日本の育休制度は諸外国と比べても優秀です。しかし、その利点を生かせない社会の仕組みがあります。仕組みというよりも、雇用側が人材不足を人材のせいにする文化を変える必要があります。

育休を取得した者として、声を上げていきます。


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