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教室では「若さ」を生かして子どもと接していきましょう
普段は、育休、とりわけ男性育休について記録しています。
今回は、教員としての思い出や記憶を残しています。
教育雑記としてこれまでもいくつか記事をアップしています。
さて、タイトルについて触れていきましょう。
まずは、「『若さ』を説明してみましょう」と言われたら、どんなことを考えるでしょうか。次に、「『若さ』を生かしたと言える場面を考えてみましょう」と言われたら、どんなことを考えるでしょうか。
人それぞれに妥当な答えを導き出せるものでしょうか。
私は、タイトルの「若さを生かして子どもと接していきましょう」という言葉を、初任者研修でよく伝えていただきました。
しかし、この「若さを生かして」という部分には、随分と疑問を感じていました。
まず、周りを見回すと、別の職業をしていた方や講師として経験を積んだ方が新規採用されているわけです。途端に「若さを生かす」が年齢的でも、経験年数的でもない何か別の認識のものになりました。
「若さ」と聞くと、精力的、活動的などという言葉が浮かびます。全員が体力があるわけでもないし、違うだろうなあと思うわけです。
では、「若さを生かす」とはなんなのか。
今季は、新卒採用された先生を含む若い年齢で構成された学年部でした。新卒採用の先生を見ていると、こういうことだったのかなというものが見えてきました。
それは
『わからないものがたくさんある』から『失敗をして経験を積む速さがある』
ということです。
この「失敗」を積み重ねることが、次年度以降の教員としての質を高めていくと気付かされました。
「失敗」を積み重ねられるほどの挑戦を幾度となくするからこそ、一人一人の子どもに見合った支援や指導が身についていくのでしょう。
「若さを生かす」を言語化してみてはいかがでしょうか。
ただ、タイトルの言葉に疑問をもつ方が少ない部類だと重々承知の上で。