我慢をしないことは自分を一番大事にすること
「堪忍は一生の宝」なんて諺もあるくらい、我慢は美徳だというイメージがある。
私も我慢するときはあるけど、誰しも多少の無理はしているだろうし、特別なことではないと思っていた。
だが、ツムラの#OneMoreChoiceを知り、それは特別なことではないけれど、「我慢をしない選択」を模索していく必要があることに気がついた。
▶️「隠れ我慢」の現状
ツムラが行った調査によると、女性の約8割が、心身の不調を無理に我慢して家事や仕事を行うという「隠れ我慢」しているそうだ。
さらに、その「隠れ我慢」を誰かに相談できている人は47.1%で、半数以上が「ほとんど相談しない」か「全く相談しない」という結果が出ていた。
一方、「親しい女性が『隠れ我慢』をしていることに気づいたらしっかり休むことを勧める」割合も8割を超えている。
不調を「自ら伝えて休む」じゃなくて「身近な人の気遣いで休ませてもらっている」というのが現状のようだ。
ただ、女性の9割は「隠れ我慢をしなくていい社会」を望んでいる。
社会を変えるには、制度や周囲の気遣いも大事だが、当事者である自分たちも変わらなければいけないだろう。
私も不調は我慢するタイプなので、「隠れ我慢」をやめる方法を考えてみたい。
▶️「隠れ我慢」について考える
私が不調を我慢するのは、
・身体の不調を人に言っても仕方ない
(他の人も忙しそうだし迷惑かな)
・私より大変な人はもっといる
(こんなこと言って我慢できない人だと思われたくない)
・体調管理も仕事のうち
(責任感のない人とか構ってちゃんと思われるのは嫌だ)
という見栄っ張りな気持ちが邪魔をしているからだ。
しかし、ちょうど先日、2年ぶりに会った友人との会話で気付かされることがあった。
彼女はこの2年の間に結婚して子供も産まれていたが、その日は夫に子供を預けて来ていた。
彼女は、子育てについて「大変だけど楽しいし、産んでよかった」としつつも、「周りの人はみんな『子供が一番大事で、自分のことは二の次』って言うけど、私は今も自分が一番大事」とも言っていた。
その考え方について自分は母親失格なのかと悩んだ時期もあったそうだが、「自分を大事にできなければ、他人のことまで気にかけられない」という結論に落ち着いたらしい。
だから、疲れたら「疲れた」と伝えて休むし、息抜きが必要になればこうして自分の時間を持てるように周囲に協力してもらうんだと話していた。
どうしても調整がつかないときはもちろん我慢するが、協力してもらって余裕ができたら今度は周りの人に協力して還元しているから、プラマイゼロなのだそうだ。
確かに自分の心身の異常は自分が真っ先に気がつくし、早めに休む方が回復も早そうだ。
周りが気が付くまで我慢し続けて不調が続いたり、気が付かれず倒れてしまっては元も子もない。
今もおしゃれをしてランチを楽しむ様子を見ていると、彼女の言うとおり、「自分を1番大事にすること」が心身ともに健康でいられる秘訣なのかもしれない。
▶️「隠れ我慢」をやめよう!
では「隠れ我慢」をやめるにはどうしたらいいのか。
ツムラのキャンペーンページに「隠れ我慢チェッカー」というものがある。
いくつかの質問に答えると
・頑張り屋さんタイプ
・気遣いさんタイプ
・不調さんタイプ
・慣れっこさんタイプ
・繊細さんタイプ
という5つの類型のうちどの傾向にあるかが分かるらしい。
これを元に、自分を一番大事にするコツを探ってみることにした。
私はどちらかといえば大雑把だが、意外にも「繊細さんタイプ」に分類された。
特徴として、「『察してほしい』『分かってもらえないかも』という思いから自分が感じる違和感を周りに伝えられず我慢してしまう」と書かれており、確かに上記の自分の考え方と一致している…。
チェック結果や関連コラムを読み、先ほど挙げた3つの考え方を改めてみることにした。
・身体の不調を人に言っても仕方ない
(他の人も忙しそうだし迷惑かな)
→自分の不調を伝えて、具体的にどうしてもらえると不調が和らぐかを伝えて助けてもらう。
・私より大変な人はもっといる
(こんなこと言って我慢できない人だと思われたくない)
→他人を大事にするにはまず自分が健康でいることが大事!
助けてもらった分は他の人が辛いときに還元すれば良い。
・体調管理も仕事のうち
(責任感のない人とか構ってちゃんと思われるのは嫌だ)
→どんなに気をつけても不調なときはある。
不調なま効率悪く仕事をして3日寝込むくらいなら、1日休んで万全な状態で仕事できる方がずっと責任感ある行動になる。
うん、なかなか良いのでは(自画自賛)。
これからは勇気を出して、助けてほしいときは素直に甘え、不調でいる日を減らしていこうと思う。
▶️まとめ
「我慢をしない選択」は「自分を一番大事にする選択」!
辛いときは周囲に協力してもらい、逆の立場になったら還元すればプラマイゼロ!
今後「これくらい我慢して頑張ろう」と思う場面に遭遇したら、「我慢しないで済む方法がないか」を考え、不調でいる日を減らすよう心がけていきたい。