そこに金華山があったから
3ヶ月ほど前のお話。
屋久島以来の山登りをしてきた。
…いや、正確には気がついたら山を登っていた。そこに山があったから。
ってわけではないが、天気もいいし、久しぶりにロープウェイで金華山登って、山頂にいるりすを愛でてこようかな〜くらいの軽い気持ちで電車に乗った。
ちょっぴり長くなるけど、山頂からの景色や可愛いりす、ハートの石の写真もあるから、ぜひ最後まで読んでくれたら嬉しい。
▶️what's アユカ?
名古屋から20分くらいゴトンゴトンと揺られていく。
岐阜駅からは路線バスに乗った。
manaca(名古屋市営地下鉄のSuica的な)をかざそうとしたら、「ayucaのみ」の文字。
ayucaとは、岐阜バス専用の交通系ICカードらしい。
ちょっと調べてみたら、鮎のayuだそう。
長良川といえば鵜飼だからかな。
(ちなみに3月2日から、一部路線を除いて
manaca、Suicaなどの交通系ICカードが
使えるようになったらしい。)
▶️地産地消の古民家カフェでランチ
岐阜公園歴史博物館前で下車。
11時を過ぎたところだったので、先にお昼ごはんを食べることにした。
電車で下調べしておいた古民家カフェは、ところどころハワイの空気が漂っていた。
ご夫婦でやっているアットホームな雰囲気で、中庭からの陽射しも心地よい。
カレーはゴロゴロとお肉が入っていて満足感たっぷりだった。
飛騨牛をしっかり堪能できた。
食後の紅茶も美味しくて、ついつい長居しそうだったが、なんとか立ち上がってレジに向かった。
お会計のときにお店の奥さんから、
「これから金華山?歩いて登るの?」
と声をかけられた。
「いえ、ロープウェイです」
と答えたもの、お店を出ると2月とは思えないほど暖かくていいお天気。
お腹も満たされてるし、腹ごなしに歩いてみようかなという気分になった。
調べてみたら、七曲り登山道か、めい想の小径なら軽装でも大丈夫そうだ。
せっかくだから往路はめい想の小径、復路は疲れてたらロープウェイで元気があれば七曲り登山道で行くことにした。
▶️意外と険しかっためい想の小径
登り口へ行くと小学校低学年くらいの子も
元気よく降りてきていたので、躊躇することなくめい想の小径に足を踏み入れた。
…ところが、だ。
少し進んだだけで、木の根っこや岩肌が剥き出しの山道が現れた。
え!あの子たちこれを登って降りてきたの?
めい想じゃなくて迷走の間違いなんじゃ…
でも体力的に厳しいってほどではないし…行ってみるか!と腹を括った。
えっちらほっちら、ほとんど舗装されていない登山道をときに四つん這いになりながら進んで行く。
途中でペースの速い人に道を譲ったり、下山する人とすれ違ったりするたび、「こんにちは」と軽い挨拶を交わした。
なんだかバイク乗りのヤエー(すれ違うバイクと手を振り合う挨拶)みたい。
ヤエーの山登り版だから、ヤホーと名付けよう。
何度もヤホーを繰り返しながら、やっと頂上が近づいてきた。
最後の最後にまた根っこ地獄が待ち受けていたが、なんとか金華山の頂上を踏んだ。
登りきった達成感は何者にも代え難い。
空気もいつもの100倍美味しく感じる。
でも、空気だけじゃ物足りないので、登頂記念にまずはおやつを…。
ビールが飲みたくなるけど、下山するまで我慢、我慢。
▶️可愛さ満点りすの餌付け
お腹も満ちたところで、リス村にもお邪魔しました。
まずりすの餌とグローブを受け取って中に入る。
ここは忍び返しのついた柵に囲われていて、屋根はないけどりすが逃げ出さないようになっている。
閉園近い時間だったので、「りすがお腹いっぱいで餌を食べないかもしれません」と断りがあったが、手を差し出すと何匹かは興味を持ってくれた。
ひぇー、可愛すぎる。
めい想の小径の疲れも吹き飛んだ。
シマリスも可愛いけど、ずんぐりしたタイワンリスも愛嬌があっていいなと思う。
▶️ハイキング気分の七曲り登山道
そろそろ日も暮れるし、帰りはロープウェイで一気に降りるぞ!と思ったけど、なかなかな長蛇の列。
そして乗り場の隣にあるのは、まだ歩けるでしょ、と言わんばかりの下山口。
おやつ食べたし、りすに癒されたし、もう一踏ん張りすることにした。
行きに通らなかった七曲り登山道は、確かに7つのカーブで曲がりくねっていた。
でも、平坦なみちばかりで、名前のイメージとは違ってハイキング気分で歩けた。
途中ハート型の石を見つけて、ちょっぴり得した気分。
整備された道でスイスイと下山し、バスと電車で眠りこけている間に名古屋まで戻ってこられた。
近いし手軽に自然を感じられる金華山は、日帰りのお出かけにオススメだ。
今回は電車とバスを使ったけど、金華山のふもとには広い駐車場もあるから、車やバイクで来るのも良いと思う。
📚おでかけの参考情報
Googleマップにクチコミ投稿してます
金華山ロープウェイ(公式)
本格的な登山道もあります(岐阜市HP)
岐阜バスのICカード革命(岐阜バス公式)
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