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コンニチハ、SR400です
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コンニチハ、SRライダーなでしこに乗られてるバイク「YAMAHA SR400」だよ😉
いつもオーナーばっかり目立ってるけど、もっと私のこともクローズアップしてほしくて、今回はなっちゃんのnoteをハイジャック👍✨
私の魅力をたっぷりとご紹介するよ🎵
まずは簡単に名前の意味を。
✅ YAMAHA=メーカー名
(ホンダ、スズキ、カワサキ、ハーレーなどもメーカー名)
✅ SR400=車種
(車でいうところのプリウスとかセレナとか)
✅ SR400の400の部分=排気量が400cc
という意味なんだ。
SRは1978年に生まれたバイクで、昭和・平成・令和と3時代に渡って愛されているよ。
排ガス規制の基準が変わるたびに生産終了→規制に対応するための開発→再生産を繰り返し、時代に合わせながらも、発売当初から大きくは変わらない独自のスタイルを貫くかっこいいバイク(ナルシスト!!)。
そんなSRも今年はついにファイナルエディション(最終モデル)の発売が発表され、生産終了が話題になってるんだ。
私は2018年式のいわゆる「新型SR」で、公式ホームページの特徴紹介には
ビッグシングルならではの豊かなトルクと、低・中回転域での力強い鼓動感。空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ・単気筒・フューエルインジェクション搭載。
と紹介されているよ。
今日はこのなかから、機械のことは超素人ななっちゃんでも理解できそうな部分をピックアップして詳しく説明するね。
🏍単気筒・4ストローク
なっちゃんが「SRに乗ってます」っていうと、バイクに詳しい人は十中八九、「あ~あの単気筒のバイクね」と返してくるらしい。
しったか…いや、SRオーナーの意地なのか、その詳しい意味も分からないまま、「そうなんです~」と答えるなっちゃんのためにも、このワードは最初に説明しておこう。
エンジンには気筒数によって単気筒、二気筒、三気筒、四気筒と種類があるんだけど、読んで字のごとく単気筒は気筒(シリンダー)が1つという意味。
Wikipediaにちょうどいい絵があったので紹介するね。
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4ストローク機関
(1) 吸入 (2) 圧縮 (3) 燃焼・膨張 (4) 排気
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/4ストローク機関
この絵のやつが1個なら単気筒。
エンジン発明当初からある構造なんだって。
そして、エンジンがエネルギーを出すまでにかかる工程の数が4工程のものが「4ストローク」と呼ばれる。
単気筒だとこれ1つで100の力を出さなきゃいけないので、ビュンビュン速度を出すには向かないんだ。
単純に、じゃあシリンダーのサイズを大きくすれば速度も出せるのでは?って思うけど、物理的に耐えうる大きさには限界があるらしい。
スピードが出ない代わりに、小型で軽量なのと、構造が単純なためメンテナンスも煩雑ではないというメリットもあるよ。
また、なっちゃんがSRの好きなところの記事で言っていた「トコトコ走る」、という表現がピッタリの排気音が心地よかったりするんだ。
とはいえ、SR400は中型バイクなので高速にも乗れるから、公道を走るには十分なスピードは出せるよ。
ちなみに、なっちゃんはビビりで高速に乗らないから分からないけど、SRで高速を走ると振動がすごいらしい…。
多気筒になると、合計で100の力を出せばよくなり、加速はスムーズ、高速走行してもなめらかな走りになる。
一方、エンジン音が大きかったり、単気筒と比べると構造が複雑かつメンテナンスの手間が倍=お金もかかるのだとか。
メリット・デメリットはそれぞれあるし、どの気筒数がいいかなんてオーナーの好み次第。
なっちゃんの場合は好きなバイクがたまたま単気筒だった…というか、乗り始めて人に言われるまで意識してなかったみたいだよ。笑
🏍空冷(くうれい)
これはエンジンの熱を冷ます方法のひとつで、走っているときの風によって熱を冷ましているよ。
ただ、空冷は現在マイノリティで、水冷という液体で冷ます方法が国内の主流らしい。
中型以上のバイクで空冷を採用してるのはSRだけなんだって。
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エンジンの上の方についてるヒダヒダが空冷のためのフィン。
空冷は構造が単純で、製造面・メンテナンス面ではローコストというメリットがある一方、走行風等で冷ますため渋滞時や夏場は効率的な冷却ができず、燃費にも影響が出る。
夏場、なっちゃんは信号で止まるだけで、「エンジンの熱で足がめちゃくちゃあつい~」ってぶーぶー言ってるよ。
水冷はエンジン内に冷却用の水路があって、冷却水を流すことで効率的に安定してエンジンを一定の温度に保つことができるんだ。
その中間に、油冷というオイルで冷却する方法もあるんだけど、この方法もマイナーで、2019年にスズキが10数年ぶりに復活させたことが話題になったよ。
排ガス基準等に対応するには水冷が今後も中心になっていくようだけど、ベテランライダーさんたちのなかには「空冷はバイクの原点で、空冷ならではの良さがある」って声もあるよ。
今のSRしか乗ったことないなっちゃんは、「へ~SRはそういう意味でもレアなんだね~」って感じであまり深く意識はしてないみたい。まぁいいけど。
🏍フューエルインジェクション
これもエンジンに関する言葉で「FI」とも呼ばれるよ。
…そろそろ疲れてきたかな?これで最後だからあと少し付き合って~。
簡単に言うと、排ガス規制によって2000年頃を境に普及したのが「FI車」で、規制前に製造されていたのが「キャブ車」。
ガソリンが燃えるときは、液体のままより霧状のほうが燃えやすいので、エンジン内ではガソリンが霧状に噴射されている。
この噴射をアナログ(機械的)に行っているのが「キャブ車」。
原始的な方法なのでローコスト、メンテナンスが容易なんだけど、排ガス規制には対応できないそうで、現在の日本では新たなキャブ車が製造されることはないんだ。
あと、寒かったり高度が高かったりするとエンジンがかかりにくいなど、安定性に欠けるらしい。
そしてその規制に対応できるのが「FI車」で、ご想像のとおり、コンピューター制御(電子的)で噴射量等を調整してるんだ。
キャブ車と比べると圧倒的に安定しているけど、バッテリーが上がるとエンジンがかからないし、万が一壊れた場合は修理費がお高い。
🏍まとめ
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今回はなっちゃんの愛車SR400の特徴について少し詳しく説明したよ。
キーワードは次の3つ、いずれもエンジンに関すること。
✅ 単気筒・4ストローク
エンジンの構造の特徴
✅ 冷空
エンジンを冷やす方法の特徴
✅ フューエルインジェクション(FI)
ガソリンを噴霧する方法の特徴
単気筒・空冷は原始的な構造で、1978年発売当初から変わらず維持され続けているけど(※)、FIは排ガス規制対応のために仕様変更されている。
※何度か見直されてきた排ガス規制に対応するため、マイナーチェンジは繰り返している。
🏍なっちゃんの感想文
私は理系が特に苦手で…というか、テレビの配線とかPCの設定とかすら自力ではできないくらい機械音痴です💦
今回のSRの説明で、バイクの進化は常に環境配慮とともにあることを知りました🍀
最近「カーボンニュートラル」という言葉をよく耳にするようになり、電動バイクも気になるけど、それよりずっと前から開発者さんたちは環境問題に対応し続けてたんだなぁと思いました。
時代に取り残されないよう、新しい基準や制度、その目的を理解したうえで、古き良きものを大事にする心も持ち続けたいです。
SR、いろいろ教えてくれてありがとう✨
これからもよろしくね😉
📚参考:YAMAHA 技と術
✔️ 多気筒
✔️ 空冷・水冷
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