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世間に転がる意味不明:誰でも最後はひとりの時代(核家族化の予想された未来)

■今更の未来

○75歳以上の独居世帯、2050年に46都道府県で2割超す
2024年11月12日

75歳以上に占める一人暮らしの割合の全国平均は20年の22.4%から、50年には28.9%に上昇する。この間に都道府県別も全て上昇し、50年時点では山形(18.4%)を除く全都道府県で20%を上回る。東京(35.7%)など8都府県では30%を超える。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA116900R11C24A1000000/

私の周りにも独居老人は多い。義母は近くに娘・孫がいると言ってもやはり義父が亡くなって以降は一人暮らしだ。もっとも、さすがに介護が必要なために、娘二人が入れ替わりで寝泊まりしている。

今は妻と二人だがいずれ独り身になる。
知人も独り身が多く、先日、そのうちの一人が狭心症で手術を受けたと聞き、今度は孤独死が頭をよぎった。

しかし、こんなことは予測できたことであり、今の政府が貧困対策・子育て支援を真面目にやらなければこの予測はもっと早く起きうる。

■予測可能な人口問題

1970年代には世界は人口爆発による食糧問題が取り上げられ、付随する様々な問題が焦点化された。しかし、日本という国に目を向ければ、「核家族化」が進められ、結婚の比率も1970年代以降は低下している。確実に少子化に向かっていることや一人暮らしが増えてゆくことなどは2000年頃には周知のことであっただろう。

今更で思えば、田舎の大家族主義は家長がすべてを仕切り、長男だけが嫡男であり、次男以降はスペアでしかなかった。私の父も、早々に家を追い出された口ではないだろうか。母もささっと嫁に出され、旨く行かず私を連れて母子家庭の道へとドロップアウトした。

大家族の息苦しさに耐えられず家を出て独立する風潮は、建設業界にとっては新たな住宅建設の呼び水になるだろうから政府なども将来の問題など考えずに核家族化を推し進めた。

金の卵と称し地方から出稼ぎ労働者を都市に集め、大家族の解体がおし進められた。
悪いわけではない。それがもたらす影響は50年ぐらいのスパンで歯科分からない。短絡的な対応では解決できない。

少子高齢化は1970年代から約束された地である。

閑話休題
2024/11/17

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