旅立ち前夜、ドキドキ荷造り
旅支度が終わった。
とんでもないことだった。
洋服、化粧品、ヘアアイロン、
叔父と叔母への手土産、手帳、本、薬、湿布…
増えていく荷物、重くなるカバン。
前夜になって、
二度も母を召喚して手伝ってもらった。
母「なんで麦茶のペットボトル入ってるの?」
私「電車とか飛行機が止まったら怖いから」
母「これも?」(片手にカロリーメイト)
私「うん、飢えは良くないから」
父「飛行機が止まったら、その時が終わりだ」
母「そうだよ、飲んでる暇はないと思うよ」
私「じゃあ、お茶はやめる」
母「本もいらないんじゃない?」
私「退屈ほど怖いものないから必要」
私「ズボン、1本でいいよね?」
母「2本持っていきなさい」
ファーストステージ クリア
大きな旅行カバンを持って、
リュックを背負って歩きまわる私。(予行練習)
私「……重い」
母「ちょっとなんだから、我慢しなさい」
私「やっぱりズボン…」
母「スボンは2本。小さい本にすれば?」
私「…告白撃読みたいから」
母「えー……」
雑に本を持ち上げるから帯がグシャッとなる
私「やめて!まだ読んでないの!高かったの!」
母「ほら、じゃあ服をこっちにしてさ!」
私「あー、ちょっと軽い」
セカンドステージ クリア
私と弟の違い、
私はなんでも「ママ助けてー!」となる。
その頃弟は
部屋でYouTubeを見ながら
準備を始めてすらない。
いつの間にか、
誰の目に触れることも無く
ひとりで準備を終えるのだろう。
ここまでくると、
いよいよ旅に出るんだとドキドキしちゃう。
初めてだ、弟とのふたり旅。
石垣島に行くのも、叔父や叔母と過ごすのも、
海の近くに拠点を置くのも初めてだ。
ドキドキ、
楽しみよりも不安が大きい。
明日、
まずは無事に羽田空港にたどり着けるのか?
私の石垣島旅行記が始まります。
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