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豆電球が教えてくれた、友達の大切さ

こんばんは、
「友達は大事にしよう」と思ったなちこです。

きっかけ、豆電球。


豆電球が教えてくれた、友達の大切さ

先日、ヤマダ電機に行きました。

おじいちゃんが「豆電球を買ってきてくれ」ってさ、ムチャを言うからさ…。

「これと同じものを」って豆電球を渡されて、断れるはずがない。


私、人生で1度しか電球を買ったことがないんです。

自分で買わないじゃん、電球とか蛍光灯とか。
(そういう人生を歩んできました)

部屋の照明器具をLED?シーリング?に変えたけど、あれも友達に聞きまくって、やっと購入したんです。

「本体ごと買い換える」の意味がわからなくて。


さて、豆電球の話に戻りましょう。

私の心は、もはや「はじめてのおつかい」です。

どこからか「ドーレミファソラシドー♬ 」って歌が聞こえてきて、ドッキドキなわけです。

だって、電球の何をどう見れば、同じものだと判断できるのか、全くわからないから。

手元にあるのは箱もシールも何もない、小さな傷を負った電球の亡骸。

刻印があるけど、どの文字が何を意味しているのかもわからない。


でも「どうやって買えばいいの?」なんて、そんなこと、聞けません。

おじいちゃんがかわいそうだから、聞けません。

30半ばの孫が、そんな情けないことを聞いたら、おじいちゃんが悲しむ。


「あーね、わかった。買ってくるね!」

精一杯の強がりよ。

わかってなくても「わかった」と言う。


電球の亡骸をカバンにしまい、ヤマダ電機に行きました。

電球売り場に向けて歩いていたら、見慣れた後ろ姿が…!

仮名を「ゴウくん」にしておきましょう。

ゴウくんはヤマダ電機に勤めていて、私の元バイト仲間です。

私は、ゴウくんを頼りにヤマダ電機に来たんです。

なにやら店員と打ち合わせしている彼に「す、すみませ…」と声をかけ、条件反射で振り返った彼に叫びました。


「ゴウくん!電球!電球売って!」


ゴウくん、ポカン。

同僚らしき店員さんも、ポカン。

(あ、やばい、間違えた)

私は慌てて事情を話して、隣の店員さんに「ちょっっっとだけ、この人を貸してください!!」とお願いすると、めちゃくちゃ笑顔で「大丈夫ですよ」って返してくれて。

あーもう、本当に素晴らしいお店だ。

ヤマダ電機、社員教育◎です。


そして、彼に電球の亡骸を渡して「これと同じのを、2個って言われた」と伝えたところ…。

5秒もかからなかった。

ゴウくん「LEDがいい?」

私「?」

ゴウくん「…LEDにしようか」

私「わかんないけど、わかった」


さすがに、豆電球だけ買って帰るのは申し訳なくて。

ついでに、写真撮影ボックス?が欲しいってお願いして、売り場に案内させて、あれこれ見てもらって、買いました。

それでも3,000円くらいのお買い物…ごめん。

値引きしてほしくて捕まえたんじゃないのに、きちんとお値引きしてくれてさ…。

年末にテレビを買うから、許してほしい。


私はたぶん「頼る」「甘える」ことを前提に生きていくように、遺伝子に組み込まれてます。

私の周りには「私の苦手」をカバーしてくれる、優秀で優しい人材が揃ってるんです。

頼りになる人に囲まれ、甘やかれている。

私自身がそういう人を求め、身近に置いたのかもしれないって思うと、すごく申し訳ない。

みんな、違うからね。

自然とそうなっただけで、あなた達を利用してるわけじゃないから。

でもすごく助かってる、ありがとう。

困ったときはお互いさま…にはならないんだけどさ。

与えられることに長けてると、なかなか与えられなくって。

なんか、ごめんだけど、これからもよろしくね。←

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