整理整頓|捨てるために買う
初回投稿日:2023年2月14日
ひとりが好きなWebライター・菜知子です。
右上の日付、気づきましたか?
過去に書いたnoteをチェックして、
少しずつ再投稿しているんです。
2021年5月からの記事
なかには削除したり、非公開にしたり。
大きく書き直してはいないけど
少しだけ変わった部分もあるので
おひまつぶしの間違い探しをどうぞ。
この記事は3,000文字あります。
断捨離の方法などではなく、
ただの日記ですからご承知ください。
捨てるために、買う
べつに、断捨離っていうわけじゃないけど。
実家に帰ってからというもの、
これはいらないと思ったら
なんでもゴミ箱に投げています。
ゴミ箱といっても
可燃ごみ・不燃ごみ・買取業者に渡すもの
家族友人に譲るもの…
それぞれ箱や袋を作って
部屋の隅っこに置いてるんです。
私は容赦がないので
若かりし日の手紙や写真、
年賀状、結婚式の招待状も
バッサバサと捨てられます。
年賀状なんて個人情報、
残しておいても困るんです。
高校時代の手紙など
万が一にも親より先に逝くことになれば
私の恋愛事情や親のワルグチが
すべて知られてしまいます。
都合の悪いものは
元気なうちに捨て去ったほうがいい。
捨てるに捨てられない日常品
そんな私が冬を迎えて困ったモノが
洋服・靴・ブランケット。
6年も付き合った恋人がいると
気付かぬ間に恋人と共有したブランケットや
おそろいで買ったスニーカー、
なぜか同じものを買ったフリース、
彼の財布から奪った金で買ったパーカーなど、
暮らしのなかに元恋人の残り香というか
異質な空気をまとった遺品のようなものが
溢れかえってしまうんですね。
長く付き合うもんじゃないよ。
とくに気に入らないのが
寒いから使うしかない
ブランケットとフリース。
毎日使うものを日常品って
勝手に呼んでいるのですが、
こういうものが1番困る。
新しく買えばいいじゃないと言われますが
私も裕福ではないから
たった数千円でも室内着など買いたくない。
でも、捨てたい。早く処分したい。
懐かしき恋人だった他人との暮らしを思いつつ
なんだか呪われた気分になりつつ
くたびれたフリースとブランケットを使って
この冬を越そうとしていました。
ところがどっこい。
今日、たまたま入った雑貨屋で
森の妖精が羽織るようなふわふわ素材で
木製のボタンがついたカーディガンと、
間抜けなアライグマがプリントされた
眼鏡をかけたおばあさんが使いそうな赤色の
ブランケットが値下げされていました。
待つものですね、季節の品物は。
どちらも大安売りではないけど
お手頃価格まで下がっていたので
買ってしまいました。
帰宅して、
新しいフリースとブランケットを出して
元彼の遺品はゴミ袋(可燃ごみ)に放り込み、
やっと冬支度ができました。
残るは、スニーカーです。
彼とのお出かけメモリーが詰まった
2,000円のadidas、水色のスニーカー。
こちらは春に買い換えます。
履き物は春に買うのがいい。
捨てすぎた結果の買いなおし
捨てていいものと、捨ててはいけないもの。
あれは1つあれば十分で
置く場所を取るからあっても困る。
これはいくつあっても困らないし、
場所を取らない。
なんでも捨ててしまえばいいわけではない。
後悔先に立たず|筆記用具は捨てるな
実家に帰るにあたり、
さまざまなものを捨てました。
アニメキャラのマグカップ、Tシャツ、
ヨレヨレの下着、色落ちしたパジャマ、
毛玉だらけのセーター、中途半端に使ったノート、
お気に入りのスリッパ、大量のシャープペン、
使いどきがわからなかったクリアファイル、
どんどん出てくる紙袋、思い出のアルバム。
さて、このなかでひとつだけ
捨てなければよかったと後悔したものがあります。
シャープペンシルです。
クルトガ2本、モノグラフ3本、
ディズニーランドのお土産や
ブランドのわからない粗品でもらったものなど
ファンシー雑貨が大好きな小学生みたいに
とにかく集めて引き出しに放り込んでいたのです。
0.5mmと0.3mm、
水色とピンク色、限定デザインなど
ご丁寧に買い揃えたコレクションの数々。
文房具、
とくにボールペンとシャープペンシルを
どんどん買ってしまうクセがあったから、
引っ越しのタイミングで
モノグラフを1本残して処分したんです。
それが一昨日の夜、
iPhoneのSIMカードを取り出すのに
Apple社から提供される専用器具を使わず
シャープペンシルでこじ開けようとしたら
先っぽが折れ曲がって戻らなくなり、
シャープペンシルとしての機能を果たさない
ただの棒になってしまいました。
1本しかないのに。
最近 簿記の勉強をしているから
シャープペンシルは毎日使う日常品。
ボールペンやフリクションは
親のペン立てをのぞけば見つかりますが
シャープペンシルはありません。
実は捨てなかったシャープペンシルがないか
部屋のなかをひっくり返して捜索したけど
やはり全て処分したようで、
鉛筆すら出てこない。
シャープペンシルほど、
勉強にいいものはありません。
紙の大きさ・罫線に合わせて
ペン先の細さを選んで使えて、
文字の濃さも調整できて、
間違えれば消しゴムでササッと消せる。
私は0.3mm・Bの組み合わせが好き。
文房具はさっさと買いに行く
仕方ないので、
最近よく行く大きな書店に行って
シャープペンシルを買ってきました。
洋服や靴を買うお金は惜しむけど
文房具と本ならば惜しみません。
今度は、しっかり2本、
モノグラフとドクターグリップを購入しました。
どちらもシャープペンシルの王道で、
使いやすさ・コスパ良しの一級品です。
さらにはデザインもこだわり抜いて
文房具コーナーを何往復もして
カゴに放り込んだ5本から厳選した2本。
ドクターグリップ、
平成生まれさんのエモいやつですよね。
とにかく振ればいいと思って
カタカタカタと振っていると
先生に叱られる、アレです。
最近のドクターグリップは
勉強全力サポートらしいですよ。
なにをサポートしてくれるのかわからないけど
頭が良くなりそうだから買いました。
ブランケットやフリースのほうが
重要なもののように思いますが、
私にとってはシャープペンシルのほうが
暮らしに寄り添う大切な品物。
あー、捨てなきゃよかったと思います。
衣服は替えがきくけど、
筆記用具は替えがきかないんです。
なんでもかんでも捨ててしまいたかった
昨秋の私に伝えたい。
シャープペンシルは残せ、と。
断捨離のススメ|なんでも捨てるべからず
お掃除にトキメキを持ち出す人もいましたね。
Netflixで有名だった、彼女。
手に取ったとき、心に響くかどうかも
大切なポイントだと思っています。
現に、たくさん捨てたモノたちのなかで
後悔したのはシャープペンシルだけ。
残りは本当に不必要なものだったんです。
ただ、持ちすぎは良くないけど
捨てすぎるのもよくありません。
これが壊れたとき、困るかもしれない。
今後の断捨離は
その意識を持って取り組みたいと思います。