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サマータイム、アーリーモーニング
夜明けが早い。
4時から明るい。
つい目覚める。
鳥たちが、けたたましくさえずる。
調子がすこぶる良い。
朝飯前の時間が充実している。
無限に書ける気さえする。
空の色が刻々と変わってゆく。
美しい。
空模様を眺めていて飽きることない。
町がまだ起きていない。
空気がみずみずしい。
ずいぶんと、ときが経ったようだ。
ゆっくりと静寂の憩いの時間を過ごしたのち、
寝間から、家族が起きた気配を感じる。
ようやく朝がやってくる。
ここからは分刻みの戦場だ。
町にも朝が来る。
日が射す。
建物の影をつくる。
1日が動き出す。
車の音が遠くから聞こえる。
定時に、家の前を走っていく通勤の足音が聞こえる。
とうの昔に始まっていたものに拍車がかかってゆく。
<了>