銭湯巡礼記12~栃木県足利市「足利鹿島園温泉」(24年8月)
北関東を車で回る機会があって、たまたま宿のそばに見つけ、日が落ちてから伺ったこちら「足利鹿島園温泉」さん。源泉井戸を掘削して100%天然温泉だという。
あとから確認すると、大勢の方が
「昭和にタイムスリップ出来る」
「レトロ感がすごい」
「廃れた健康ランド」
「昭和のノスタルジー」
などと書いておられる、まさにそのとおりで、訪問時は知らずに迷い込んだようなかたちだったので、正直、趣に食らった。
浴室は地下階と屋上階に分かれていて、脱衣室は地下階にしかない。まず地下階の浴室へ入る。湯船のへりが無い、グランドレベルに浴槽の水面があるタイプで、またいで湯船に入るのではなく、階段を下りるように浴槽へと降りていく、関東では(?)珍しいタイプ。
もし屋上階の浴室へ行きたければ、また服を着て、館内のエレベーターで屋上階へ行き、そこからサンダルを履いて外廊下を歩いて(上写真)浴室に行く。この浴室は、脱衣場と湯船が同じ空間にある!そしてこちらはいわゆる湯船がある。
館内には古くから人々を癒してきた歴史の新聞の切り抜きが貼ってあって、ハッスルしていた(死語?)様子が伝わってくる。今回は滞在時間が短く、夜だったので全容が判らなかったのが少し心残り。短時間にも関わらず身体が温まったので、泉質は良いに違いない。
簡易宿泊もできるようだし、サイバーパンクっぷりもあって、また行きたいところでした。
満足度:★★★★☆
<了>