銭湯巡礼記⑥~京都駅そば「日の出湯」(23年8月)
先般、比叡山に登った帰り、京都駅近くで銭湯を検索してたまたま訪れたコチラ「日の出湯」さん。すばらしかった。画像も見ずに訪れてこの建築だったときの感動ったらナイ。格天井で手入れの行き届いた品々が大切に使われている内装も、そして人情も、すばらしい銭湯だった。
昭和3年(1928)の建築で、京都銭湯の典型的な姿が完全なかたちで留めてあって、現存する戦前築の木造銭湯では京都最大規模だそうだ。
「るるぶ&more」さんのサイトや、「KYOTO LETTER」さんのサイトに詳しいので改めて書くことと言えば2点。
1つは、一見さん、観光客、訪日外国人の利用も多いのだろう、器量よく使い方を教えてくれたり、禁止行為を簡単な英語と身振り手振りで指示しているのだが、その対応にまったく嫌らしさがない。
2つは、客が暖簾をくぐって入ってくると番台から「おいでやす!」と威勢のいい声をかけてくれる!!銭湯で「おいでやす!」はじめて聞いた!すごく元気のでる掛け声じゃないか!楽しい!
オリジナルグッズもあって、こりゃあ銭湯好きには売れるよ。まさか駅の近くにこんなにすばらしい銭湯があるとはついぞ知らなかった。どうか末永く続いてほしいし、また是非訪れたいと思う。
満足度:★★★★★(満点!)
<了>