MLB全30球場30日連続観戦 09.COL観戦
5/27(土)、飛行機で到着し、昼間は夕立が降るなどでよく分からないまま時間を浪費してしまったコロラド州デンバー。
9球場目、コロラド・ロッキーズ(COL)のCoors Fieldです。
相手はメッツ。
到着
コロラド州都かつ最大都市であるデンバー市のターミナル駅であるユニオンステーションから徒歩数分なのでとてもアクセスは良い。
さて、このスタジアムはMLBの中でもかなり異質な球場だ。まず、時差が唯一の山岳時間帯(MST、サマータイムのシーズン中は日本との時差が15時間)に属していて、他のどの球場からも離れていて孤立感がある。
そして、何より立地がすごい。標高約1600mもあり、とても乾燥しているので打球が飛びやすいピッチャー泣かせの球場なのだ。標高はほぼ1マイルなのでMile Highとも呼ばれるほどで。
具体的にどれほど打球が飛ぶのかというと、現ロッテ監督の吉井理人投手が、プロキャリア唯一のホームランを放ったのがこの球場だ。
https://www.youtube.com/watch?v=BkeDkVaEbtQ&t=1470
ちなみにMLBで日本人2人目のHR(当然、野手も含めて2人目。初は野茂英雄投手)MLBにおける打撃成績で、中島裕之さんを裕に超えている。
一方、その野茂はこの球場で史上唯一のノーヒットノーランを達成した。現在、この球場での試合だけリーグ公認で試合球を加湿して飛距離を調節するという処理が行われているのだが、これは野茂のノーノーの時に雨が降っていたことをヒントにしている?らしい。
試合
この日の相手はメッツなので本来は千賀期待だったが、実際の先発はジャスティン・バーランダー。去年40歳にして3度目のサイヤング賞を獲得したバケモンです。これはこれで見たかったので千賀じゃなくても全然OK。
ところで去年札幌ドームに行ったときに、大谷翔平マニアのベン・バーランダーさんっていう人が始球式やってたんだが、むしろ大谷よりいい球投げそうな名前だな、って思って調べたらマジでジャスティンの実弟だった。これで兄弟両方のピッチングを目撃できたことになる(弟はどうでもいいかw)
しかし、たとえ前年サイヤングだろうと、ここクアーズフィールドはそう甘くはない。期待通り壮絶な乱打戦になった。バーランダーは5回6失点、当時HR数リーグトップだったピート・アロンソとアルバレスのHRなどで一旦は逆転してバーランダーの負けは消えるも、ロッキーズがホームの意地でリリーフを打ちまくって再逆転して勝利。
ロッキーズのホームなのにメッツの話ばかりになってしまいましたが、唯一知っているロッキーズの選手、プロファー。WBCオランダ代表でよく見た選手だ。も、スタメン2番でタイムリーを放ち2打点。
球場見物など
ロッキーズというチーム名は、北米最大の山脈であるロッキー山脈からきているのだが、この日はそれにちなんでか山のユニを着ていた。
日本ではバックスクリーン正面に座席がある球場はほぼ存在しませんが、MLBではちょいちょいあります。高いところであれば問題ないみたいです。あと、中堅は415ft(約126.5m)、両翼350ft(約106m)で、そんなに広くてもHRが多いので、本当に乾燥した空気の影響は大きいんでしょう。
では次はいよいよ西海岸へ飛びます。
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