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わたしのひとり旅酒コレクション (2023年3月 京都編) 〜あの頃にはできなかったことを全部やってきた回〜


昨日書いた、わたしのひとり旅酒コレクション(前編)

お酒というテーマで振り返ってみたら、思いのほか楽しくて。
お酒の写真で、こんなにも、その時その時の感情を思い出すなんて自分でも意外でした。

今日はその2回目。

この回は、学生時代を過ごした京都でしたが、「初めてのことをどんどんやっていこう」と決意して臨んで。ある意味人生観を変えた、大きな3日間でした。

今回は、「ひとり酒+初めて挑戦したこと」を振り返っていきたいと思います。


注:目次の中で通し番号が付いているのは「ひとり旅酒」のカウントです。


(5) 逸品 さかい


「カウンターで和食のコースを食べたい」

一世一代の決意をして向かったのがこちらでした。(さすがに飛び込みはわたし的に無理で、食べログで鬼検索、めっちゃ吟味して、予約してから行きました)

お店が開く午後6時に予約していて、緊張のあまり早めに着いていたため、外で様子を伺う怪しい人になっていました。


ドキドキして臨んだ結果は・・・ひとりデビューに大正解のお店。

早い時間帯だったこともあって、奥の予約席の団体さん以外には、カウンターにわたししかいない時間がしばらく続いて。

お店のご主人とのお話を楽しみながら、お料理をいただきました。

(楽しさに没頭しすぎて、写真が2枚しか残ってない・・・しかもお料理が写っている写真、ゼロ)

ビールを個人的にマックスいった後で、珍しく日本酒も何杯かいただきました。俳優•佐々木蔵之介さんのご実家の佐々木酒造のお酒も選ばせてもらったのだけれど、酔ってて名前覚えてない・・・

出身大学の話をしたり、「こんな素敵なお店で、こんな飲み方ができるようになってうれしい」とたくさんお話しした記憶があります。

(最後、土鍋で炊き立てのご飯を少なめにしてもらったのが、ちょっとだけ心残り)

今見てもスーパードライおいしそうだな
ふたをとった写真もあったけれど、ボケてた


ホテルには、錦市場を西から東に突っ切るルートで戻りました。
夜の9時前くらいだったけれど、お店はほぼ全て閉まっていて。
各店舗のシャッターには、この地にゆかりのある伊藤若冲の絵が。

ほろ酔いで、うれしくて、歩きながらいっぱい撮った中の数枚です。。

見たことあるー
これは見たこと・・・あるか
これはない
酔っ払いながら見上げた新京極のアーケード


お寺のホテルに宿泊〜朝のおつとめ体験も

この旅では、こちらのホテルに泊まることが一番の目的だったといっても過言ではありません。

お寺の宿坊に泊まるのは結構あると思うのですが、こちらは、ホテルの中にお寺が入っている大変珍しいところで。

ものすごくスタイリッシュで、和の雰囲気もある素敵な内観のホテル(ぜひホームページをご覧ください)。いつもより格上の宿泊体験にテンションが上がりました。


前の晩、しっかり飲んだ後の、「朝のお勤め体験」。
若干お酒は残っていたけれど、いいお酒だったので悪酔いはしていない。
確か、6時台の集合でした。
(一緒に体験された中で、すぐに退席された方がいらっしゃったんだけれど、わたしと同じ二日酔いだったのでは・・・。)
この日は3月11日。東日本大震災について、ご住職がご自身の経験を法話の中で触れていらっしゃいました。

おつとめの後、撮影タイムもとっていただけた


お勤めの後は、ホテル内にあるレストラン「僧伽小野 京都浄教寺」にて朝食。
普段京都に泊まる時は、素泊まりすることが多いのですが、今回は絶対に朝食付きのプランにしようと思って。

結果は大正解。二日酔いのわたしも見事完食。次に向かう鞍馬山に向けて、しっかりとパワー充電できました。

やさしくも、豪華な組み合わせ



初の「ひとり山登り」もやってた

つい先日、友人の しょう先生が「ゆる登山」しているのを見て、「めっちゃいい、わたしもいつかやりたい!」って話していたんですが・・・

おかしいな・・・わたし、もうやってた。笑

学生時代には訪れたことのなかった鞍馬寺、そして貴船神社へ。
鞍馬寺から貴船神社に向かうルートにしました。そういえば、入山料も支払ってた。あれは「ゆる登山」にカウントしていい。


鞍馬寺に着いて、まだ元気な頃
結構しっかりした斜面を登り降りする
途中の見どころ
すごく荘厳な雰囲気で思わず写真を何枚も
最後の方。ハアハアいって、なんだったのか覚えていない。
貴船神社に上がっていく階段。無事到着し、満面の笑み。


初・そば湯

貴船神社周辺で食べるのはハードル高いかな・・・中心部に戻ってからにしようかな・・・と何度か往復して迷ったのですが、思い切ってこちらのお店に入ってみることにしました。
(お値段的にはリーズナブルで。その分、お店の前に数組待っていて、わたしもその列に続きました)

すごくおいしかったー


普段、お蕎麦自体を食べる機会が少なく、あまり食べ方がよくわからなくて。
周りのお客さんから聞こえてくる「そば湯」というワード(あ、聞いたことある)。

思い切って、お店の方に聞いて、初挑戦してみました。
お店の方は、きっと学生さん(女の子)かな。初めてだということを伝えると、「わたしはこうやっていただくのが好きです」と優しく教えてくれました。

聞けたということが、本当にうれしかった。

学生当時の自分と重ね合わせて、こんなやりとりができるってすごいなと女の子に対して思う自分と。今では、恥ずかしがらずに聞き、初めてに挑戦できるようになった自分と。うれしさで、なお一層、おいしかった。
思い出に残るお店となりました。


初・珈琲専門店

カフェインにめっぽう弱く(寝れなくなったり、不安感が出てしまいます)、ずっと避けてきたコーヒーでしたが、ここ数年カフェインレスコーヒーにハマっていて。「カフェインレスコーヒー 飲める 京都」で検索したのが、こちらでした。

河原町三条近くにある、めちゃめちゃおしゃれなお店。
エレベーターを上がってすぐの店内、入り口付近(座れるようになっている。その部分もおしゃれ)に待っている人も何組かいて。そこでしばらく待ちました。

カフェインレスメインで来るお客さんは珍しいのだと思います。

それでも、すごく親切な対応を受けて、味、雰囲気ともに大満足のお店でした。

(これは後日振り返っての話なのですが、お見送りまでしていただいて「お気をつけて」といっていただいたのって・・・もしかしたら、おめでたと間違われていた可能性もあるな。笑
ゆったりした服装に、カフェインレスコーヒーだったから。

あっ、でもこれは全然嫌な気分ではなくて、それだけ丁寧な接客をしていただいてうれしかったのです)


(6) AWOMB 烏丸本店

こちらも、いつかは行きたいと思って、旅のメインの一つに据えていたお店。

インスタなどでみる「手織りずし」をいつか食べたいと思っていました。

ひとりで緊張して向かいましたが、お店の中の雰囲気もあったかくて、お店の方も皆さん温かく迎えてくださいました。

(飛び込みで訪れたけれど満席で入れないお客さんも何組かいた/問い合わせの電話でお断りされていたので、ちゃんと予約して行ってよかったー)


あ!これネットで見たやつーーー!!

めっちゃ感動でした。

同じく一人で来ているお客さんもいらっしゃったので、安心してくつろぐことができました。

どの組み合わせでいこうか、めっちゃ迷う
普段は飲まない黒ビールも
同じく梅酒ロックも



3日目もまだまだ「初めて」を諦めない

2日目に鞍馬山に登って、だいぶ足も疲れていたのですが、まだまだいっぱいみておきたい気持ちが強くて。

朝から東寺、そしてその後、城南宮にも行きました。
ちょうど梅の見頃で。まつりも開催されていて、観光客でごった返していましたが、いっぱい写真も撮れて大満足でした。

急に才能があるかもと思えた一枚


(7) 原了郭

京都駅に着いて、帰りの高速バスを待つ間、一旦少しの時間だけれどコインロッカーに荷物を入れました。

それが大正解だった。

お客さんでごった返す店内でもお土産をちゃんと買えたし、身軽な分、気が大きくなって、こちらの実店舗にも寄りました。


黒七味って!ああ!あれか。

本当はラーメンだけにしようと思っていたのですが、自分でも「マジで?いっとく?」と最後のビールを。

最後まで諦めない姿勢。笑
自分で自分に拍手喝采でした。

こういう時は一番搾りでも大歓迎
すごくビールに合う


おわりに

今までも、ときどき京都の旅行記を書いていましたが、この時がわたしの転機になったと心から言えます。

学生当時、内気で引っ込み思案だった自分が、これだけたくさんの「初めて」に挑戦して。(まだいくつか書ききれてない、お店やホテルもあります)
あの頃の後悔は消えないかもしれないけれど、わたしにはまだまだ新しい挑戦をする可能性が残っているんだ、そう思えた3日間でした。

ああ・・・書いてたら、その気持ちを思い出した。
2025年、スタートのタイミングで思い出せてよかった。

この気持ちを忘れずに、今年もたくさんの新しいこと、そしてひとり旅、ひとり酒に挑戦していきたいと思います。


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