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声の在りかは、私の在りか。<声の在りか>
私たちは人とのかかわりの中で悪く思われないように、波風を立てないようにと、その場をやり過ごすことがある。
知らず知らずのうちに身につけてきた処世術かもしれないが、いつの間にか本当の声を失ってしまうことにならないだろうか。
主人公の希和は、SNSでの保護者同士の関係、学校での携帯電話の盗難事件がある中で自分が声を上げることをためらい、逡巡する。それでもなお、自分の本当の声を伝えたいと思い続け、アフタースクールで出会った要や子供たちとの関係で少しずつ信頼できる人たちに伝え始める。
声の在りかは、私の在りか。
本当の声を出せずに抑え続けている人や、まわりに合わせることに疲れている人になにかしらのヒントになるかもしれない。
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