写真で感じるすべてを注ぎ込む姿勢<ひみつの町中華レシピ>
こんなに暑いと食べたくなるのは湯気が立ち込める中華!
ラーメン、餃子、チャーハン、ニラレバとどれも大好きである。
自分で作るのもいいけれど、お店の味にはやっぱりかなわない。
火力だけの違いではなく、調味料や隠し味があるはずと誰もがその思いを抱いていると思うが、そのレシピを公開した本があると聞いてびっくり。
それがこの本で、東京と大阪を中心として17店のレシピが記されている。
ひみつの町中華レシピ 朝日新聞出版
東京で言うと、神楽坂の「龍朋(りゅうほう)」のチャーハンが掲載され、「えっ、これだけ?」という材料はご飯、卵、チャーシュー、長ねぎ、ラードのみ。
横に添えられている作り方を忠実に何回も作っていけば少しずつお店の味に近づいていくかも?!
いやいや、熟練の卓越した味には及ばないと思いながら、まじまじと眺めた。
そして、レシピ公開と並んで、中華の名店を紹介するページにぜひ見て欲しいのが
お店の人の顔写真!
お店の外観、内観を見せるのはインターネットでよく見かけるが、お店(オーナー、料理人、スタッフ)の人が映っているのはそうそうなく、人が映っていると安心感を覚えるのは私だけだろうか。
飯田橋にある「餃子の店おけ以」の馬道仁さんと安里正さんの餃子を包んでいる1枚は、一つずつ手作りする餃子へのこだわり、すべてを注ぎ込む姿勢が映し出されていると感じた。
写真だけで判断するのは良し悪しだが、名店と呼ばれるお店はとことん味を追求したレシピを公開してもなんら変わりはないようだ。
さらに言えば、レシピによって多くの人に門戸を開き、さらなる向上を目指しているようにも見受けられる。
レシピ本ではあるが、それだけに留まらない奥深い本だった。
あぁ、書いていたら余計食べたくなってきた!😋待ってて、町中華!🍜
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