夏川草介さんの本 <本を守ろうとする猫の話>
今回もタイトルに惹かれて手に取った本ですが、本の神髄を語る本でありました。😉
本が好きだという思いから、いつしか暴走し始めて逸脱した行為に走る。
さて、この人は悪の人なのだろうか。
トラ猫から見込まれた書店二代目の高校生が真意を探ります!
とCMのようなフレーズとなりましたが、
今回は、
本を囲む人。
本を切り刻む人。
本を売るために売れる本だけ作っている人。
が登場してきます。
この人たちに立ち向かう高校生の林太郎は、古書店を営んでいた祖父の言葉を少しずつ思い出します。
読書はただ愉快であったり、わくわくしたりするだけではない。
ときに一行一行を吟味し、何度も同じ文章を往復して読み返し、頭をかかえながらゆっくり進めていく読書もある。その苦しい作業の結果、ふいに視界が開ける。長い長い登山道を登り詰めた先ににわかに眺望が開けるように。
本と向き合う人は、時に孤独の世界に入りますが思慮深く、観察眼を持ち合わせることがあります。しかし、本と向き合うばかりでなく、人と人とのつき合いを忘れてはいけないよというメッセージを感じました。
そのメッセージは、林太郎が最後に登場する人(あきらめている人)に発する言葉にも関係しますが、さぁどのような言葉が出てくるでしょうか…
楽しみにページを開いてくださいー📕🌺
いいなと思ったら応援しよう!
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~