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オンラインゲームと課金の問題

こんにちは、心理士のなべたです。

最近ではゲームへの課金の問題が話題になっています。
現在のゲームと課金の関係をまとめてみました。
参考にした書籍はこちらです。


なぜ課金をするのか

無料で遊べるゲームが増えていますが、中には子どもたちがゲームに多額のお金を使っているものもあります。課金の目的はいくつかあります。

ゲームを買う
ゲームを遊ぶための権利をお金で購入します。また、やっているゲームに新しい要素が追加されるときに、それを手に入れるためにも購入が必要な場合があります。

有利な状況を手に入れる
一部のゲームでは、強力なアイテムやキャラクターを使用することで、有利にゲームを進めることができます。課金を行うと、くじ引きのようにランダムにアイテムが提供されることがあります。この仕組みは「ガチャ」と呼ばれます。

時間を買う
ゲーム内で「時間」を購入することもできます。一部のゲームでは、一度プレイすると、一定時間を待たなければならない制約があります。課金をすることによって、その待ち時間を短縮し、短時間でゲームを進めることができます。

おしゃれとコレクション
これはゲームの勝敗には関係しませんが、キャラクターやアバターに衣装やアクセサリーを購入し、おしゃれを楽しむことができます。課金をしても必ずしも有利になるわけではありませんが、珍しいアイテムを集めたり、それを持っていることを自慢したりする人もいます。

課金の問題

ゲーム内の課金には上限がなく、使いすぎてしまうこともよくあります。
「ガチャ」では、どんなアイテムが出るかわからないスリルがあり、一種のギャンブルであると考えられています。
この興奮が、ガチャをやめるのが難しくなる一因です。

海外に比べて、日本は規制が緩いですが、ランダムに当たるアイテムを全種類そろえると希少なアイテムがもらえるという仕組みは、あまりにも射幸性が強すぎるとして禁止されました。

無料のゲームの弊害

最近のゲームは基本的なプレイは無料のものが多いので、それで遊んでいる限りはお金のトラブルは発生しませんが、無料だからといって問題がないわけではありません。

子どもたちは成長するなかで、お小遣いをもらったり、時にはムダ遣いをしながらお金を使い、自分の人生を楽しむ方法を学んでいきます。
これは、消費者教育の一環と言えるでしょう。

こういった経験がないと、お小遣いを使ったり、お金を稼いだりすることにあまり興味を持たない子どもになる可能性があります。
そうなると、将来的に社会に参加したり仕事に取り組むモチベーションが低くなる可能性があります。

無料のゲームで遊ぶことはいいことですが、少し苦労して手に入れるという経験も大切だと言えます。


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