北欧家具を買いました。
今の家を買った頃からかれこれ5年ほど欲しいと思っていた円卓。
家具は一生使えるものをと思っていたので、アンティークの一点ものやオーダーも含めて緩く探し続けていました。
先日、以前椅子を買った事があった北欧家具を扱う三重県にあるコンフォートマートさんの前をたまたま通りかかったので寄ってみることにしました。
所狭しと素敵な家具が並ぶお店の奥でこのテーブルに出会いました。
天板の薄さや縁の仕上げ、足の細さからか円卓のホッコリ感がないのが好みでした。
無垢材で天板が薄いのでちゃんとメンテナンスしないといけないのは木を扱かう自分達の仕事柄、一目で分かりました。(無垢材は乾燥などによって動くので)店長さんからも念押しの様に説明して頂き、やっぱりそうだよねと納得。
それでも、この数年間沢山の円卓を見てきて唯一欲しいと思ったのは、きっとこのテーブルのデザインだったから。無垢で、しかも間にもう一枚板を挟んで楕円の大きなテーブルになる様になっているので、継ぎ目があるのにこの天板の薄さはなかなか攻めている様な気がします。そこに惹かれたのだからしょうがない。
けれど、そんな普通は不便と感じる所に生活の豊かさがあるとわたしは思っています。
テーブルにできたシミや傷に思い出を重ねながらオイルを塗る時間、水に弱いなら好きなテーブルクロスやランチョンマットを作ろうか?選ぼうか?素敵な盆を揃えるのもありかな?と考える時間。。。
今少し想像しただけでもなんだか楽しくなってきます。
これから、このテーブルからどんな景色が広がるか愉しみです。
実はこのテーブルに出会ったのは、車を買いに出かけた帰りでした。
我が家には車が2台あるのですが、わたしも最近は家で仕事をするようになり、車の出番が少なくなってきたので、2台とも年数も経っているし維持費もかかるので、車検のタイミングで2台を1台に買い替えようということになったのでした。
お金の段取りや下取りの為の書類も準備して、買うつもりで家を出たもののなんだか踏ん切りがつかず店を出たのでした。
帰り道に2人で話していると、お互いに今の車がとても気に入っていて手放したくなかったことに気がつきました。
かといって、夫の車は大きくてわたしが運転するには不便だし、わたしの車は小さくて犬達を乗せて遠出は厳しいのです。
だから新しい車と思ったけれど、私たちは気に入ったものを大事に使うのが
性に合っているのかもしれないと思い直し、結局新しい車を買うのはやめて今のまま気に入った車に壊れるまで乗るという選択をしたのでした。
その後すぐにこのテーブルに出会い、
本当に気に入ったものを大切にしながら生きるのが私たちの生き方と言われた気がして、なんだか腑に落ちた一日になりました。
経済的や、便利、壊れにくいなどモノを選ぶ基準って人それぞれあるけれど、自分が1番いいと思うものを選ぶことって大切なのかもしれません。
1番いいと思うものに出会うと、多少の困難があっても楽しいと思うことができるし、しょうがないな〜と思うこともできるけれど、それが2番目だときっとあれにしとけば、、と後悔になり結局買い換えることになると思うのです。
沢山のものに囲まれて私たちは生活していますが、無駄な消費をしないことも心豊かな生活に近づける一歩なのかもしれません。
心がときめく買い物していますか?
それにしてもコンフォートマートさん、本当にいい家具屋さんだと改めて感じました。ちゃんと置いている家具について教えてくれます。当たり前の様だけど、最近そんなお店が少ないと感じるのはわたしだけでしょうか?
本当に良い家具が欲しい方におすすめしたいお店です。