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【JICA海外協力隊】#62 241129 115/730日目「地域社会に溶け込む努力」

こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


今日は公務でJICA事務所に行った日。

赴任からもうすぐ4ヶ月を迎える今日この頃。今日は赴任後のフォローアップオリエンテーションがありました。

わずか2時間程度のオリエンテーションでしたが、正直かなり参考になりました。

忘れていた初心を思い起こしたというか。

というわけで今回は、今日のオリで学んだ「地域社会に溶け込む努力」について書き記していこうと思います。

今日も最後までお付き合いただけると嬉しいです。




今日のオリエンテーションの収穫

今日はオリエンテーションの中で「同僚や近所の人とのコミュニケーション」について学ぶ時間がありました。

赴任から4ヶ月を迎えようとしている今日この頃、マラウイの人たちとのコミュニケーションについて改めて考え直すきっかけになっている気がします。

以下に、学んだことを整理する意味でも今日の学び・得たことをざっくりと羅列してみます。


  • マラウイでは日々のコミュニケーション人間関係をとても大事にする。

  • マラウイの人たちは、自分が知らないことがあることを非常に嫌がる。特にカウンターパート(上司)との付き合い方は慎重に。

  • 報告書を英訳して提出してみるとか、今月の活動をまとめたマンスリーレポートを提出するなどして、自分がカウンターパートを尊重していることをアピールする。

  • コミュニケーションを取る努力を惜しまないこと。

  • 地域にも仲のいい人を作る。ご近所付き合いを大切に。日々のコミュニケーションをまめに。


こうやって改めてざっと見返してみると、どれも当たり前のことっちゃ当たり前なんですよね。

でも日々の暮らしに向き合っていると、どうしてもそんな当たり前のことさえも忘れてきてしまう。

だからこその今回のフォローアップオリエンテーションだったのかなと思っています。


今日実践したこと

てなわけで今日習ったことを地域コミュニティで早速実践してみようと思い、一つやってみたことを書こうと思います。

そしてもう一つは、今日オリを受ける前にJICA事務所に向かう途中でたまたま実践していたご近所付き合いを書いてみます。


① 気になるものに立ち止まってみた

まず、今日は「これ気になるな」と感じたことに対して立ち止まってみました。

普段であれば配属先への通勤途中。自転車で通っているのもあるかと思いますが、普段は通勤途中で気になるものを見かけても「今は活動に行くことの方が優先度高いから」「活動終わって疲れてるから」と、何かと言い訳をつけて道端で止まることを今までずっとしてきませんでした。

でも考えてみれば、活動に行くことも大事だけど、地域の中でふと立ち止まって気になるものに目を向けるのも、地域コミュニティにおける活動の一環であり、協力隊活動の最大の目的なのでは? と思うように。

なので比較的時間のあった今日は、気になることがあったら立ち止まってみることに決めたのでした。


早速事務所に歩いて向かう途中、道端にしゃがんで何かをしている母娘を見つけました。

何をしているのかなと思って立ち止まって覗き込んでみたら、彼女らは地面の穴から出てくる黒い虫を捕まえていました。

大きなバケツに捕まえた虫たちを詰め込んでいる親子。

これは今日のご飯のおかずにでもなるのでしょうか。

マラウイでは虫を食べる習慣があり、この親子のようにそのあたりで虫を捕まえている人をよく見かけます。

その光景を見て一瞬「おおー」とびっくりしましたが、マラウイにいたら、そのあたりにいる虫を捕まえる人や、バケツいっぱいに詰まった虫たちを見るのにも慣れてきてしまいました。

母子2人と言葉も通じないようなアジア人1人が、一緒になって道端のあなぽこを囲っているという、側から見たら異様な光景。

でもそれが私にとっては面白かった。

これが地域の人たちと一緒になる、共にいる時間を共有するということなのかもな。

普段目の前にある活動や通勤に集中しているだけでは見えない景色に、今日は出会うことができた。

普段じゃコミュニケーションを取ることのないご近所さんたちと、ほんの少しだけ一緒の時間を共有することができた。

徒歩は自転車よりも移動に時間がかかるけど、たまにはこうやってゆっくり歩いてみるのもいいかもしれないな。そう思った今日の出来事でした。


道端にある何気ないあなぽこ。


ここから出てくる大きめのアリのような虫をお母さんが器用に捕まえて大きなバケツに投げ入れていきます。女の子はバケツの前で座ってお母さんが虫を捕まえるのを見ていました。


② ご近所さんにひたすら挨拶

そして事務所からの帰り道でやってみたこと。

それは帰る途中に出会うご近所さんたちにひたすら挨拶をしていくこと。

今まで近所の人たちに挨拶するのって恥ずかしかった。

アジア人という珍しい見た目なだけで無言でジロジロ見られてなんか挨拶するのも気まずかった。

「活動で疲れてるし」というのを言い訳に、今までご近所さんに挨拶ってしてこなかった。

でも今日はオリエンテーションを受けて「地域に仲のいい人を作るためにも、ご近所付き合いを大切にする意味でも、今日は人間関係のはじめの一歩である挨拶をやってみよう」と思い、早速実践してみました。


最初は超恥ずかしいです。人見知りっていうのもあると思うけど。

でもちょっとだけ勇気を出して "Hi" と言ってみたら、ちょっと緊張してそうな表情のマラウイ人が突然笑顔になって "Hi" と挨拶を返してくれます。

これがまた気持ちいい。そして調子に乗ってどんどんいろんな人に挨拶をしていく。

人によっては "How are you?" から始まる簡単な挨拶をしてくれる人もいるけど、人に会った時の挨拶って "Hi" とかそういう簡単なやつでいいんだなって思った。

そして家に帰ってからは同じコンパウンド内に住む大家がいる家に向かって "I'm back~~" と叫んでみました。いつもは帰ってきても黙って家に入っていくけど、今日は調子に乗って家の外から挨拶してみました。

そしたら家にいた大家から "Hi~, how are you" と大きな声で挨拶が返ってきました。


ああ、なんとなくわかった。これが人間関係のはじめの一歩なんだな。

挨拶はコミュニケーションの始まりでもある。

そしてもう一つ学んだこととしては、「その日最初に出会った人に挨拶をしないと、あとはもうその先で出会った人にも挨拶することはできない」ということ。

だからなべみにとって最初に出会った人への挨拶は肝心。

今日はご近所付き合いの第一歩を踏み出せた気がする。

地域社会に溶け込む努力の始まりが、まさに今日な気がしています。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回はオリエンテーションで学んだことを中心に、「地域社会に溶け込む努力」について書いてみました。

今までは活動のことで毎日ヒーヒー言っていましたし、活動を言い訳に協力隊として大事なはずの地域付き合いを疎かにしていたように思います。

だから活動に慣れ始めるこれからは、少しずつ地域のことにも目を向けて、地域社会に溶け込む努力をちょっとずつしていこうかなと思っています。


では本日はここまで。

いつもなべみの記事をお読みいただきありがとうございます。

また明日お会いしましょ〜👋👋👋





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