【JICA海外協力隊】#42 241106 92/730日目「大切な同僚とのお別れ」
こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。
本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。
今日も活動日でしたが、昨日よりも大したことをしていない気が。
仕事はあったのですが、机に向かっているだけで仕事に手がつかない。やる気が出ない。集中できない。
仕方ない。そういう日もある。
そう思って今日は仕事に集中できなくてもよしということにしました。
金曜日はJICA事務所で先輩隊員の報告会があるので、明日は今週最後の活動日。
明日も頑張ろう。
さて今回は、なべみにとって大切な同僚の話について綴ろうと思います。
今日も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
なべみの大切な同僚
なべみの配属先には大切な同僚がいます。
友達のような同僚、というかむしろ友達。
彼女は現在配属先で任期付きのポストにいて、来年1月に契約が満了するそうです。
なべみにとって彼女は心からの恩人。
仕事のことだけでなく私生活に至ってもいろんな細かいところまで気を配ってくれます。
彼女はいろんな仕事を抱えており、いろんな同僚から数え切れないくらいの仕事を頼まれるほど有能な人材です。
ただでさえ忙しい彼女ですが、配属先に来たばかりで右も左もわからないなべみに、付きっきりになっていろんなサポートをしてくれています。
なべみのカウンターパートよりも、彼女の方が一緒にいる時間が長いように思います。
なべみは彼女に感謝してもしきれないくらいたくさんのことをしてもらっています。
配属先での活動が始まってからまだ2ヶ月も経っていませんが、なべみにとっては本当に大切な同僚です。
同僚が任期を待たずに退職することに
今日、そんな同僚から直接こんなことを言われました。
「なべみ、もしできればで全然大丈夫なんだけど、私がやってるプロジェクトを引き継いでもらうことはできる? 実は私、NYの国際機関で新しい仕事が決まったの。勤務開始日の都合でここでの仕事を任期よりも早く辞めて12月の頭にマラウイを離れることになったの。プロジェクトのこと、ちょっと考えておいてくれると嬉しい。なべみのこととっても恋しくなるだろうな」
その話を聞いてなべみは嬉しくなりました。
だってNYの国際機関で仕事が決まったってすごくないですか?
確かに彼女は優秀だし仕事ができるし気配りのプロだし。そりゃNYの国際機関が彼女を新しい人材として欲するのもわかる。
次の進路の話を聞いてなんだか私まで嬉しくなるし、彼女のことが本当に誇らしい。心からのCongratulations。
でも、その後ふと思ったことが。
「彼女、あと1ヶ月もしないうちにマラウイからいなくなっちゃうんだ」
彼女がいなくなった後のこと
私はこの2ヶ月弱、彼女からの優しい言葉の数々と温かいサポートに助けられてきました。
私は国際機関に来たら一人で頑張らなきゃいけない場面がたくさんあるような気がずっとしていました。
なぜなら国際機関での勤務は自分自身の実力が全てだと思ったから。
みんな自分のことで精一杯で自分が困っている時に助けてくれる人はいないと思っていた。
なのに今回JICAボランティアとして国際機関に来て、彼女のようにこんなにも助けてくれる人がいるなんて、全然想像していなかった。
なべみはJICAボランティアだから、そもそも他の職員のように即戦力を期待されていない、ってのもあると思うけど、それにしても彼女は本当にいろんなことで私を助けてくれた。
聞きにくいことを聞いても、彼女は絶対に嫌な顔をしなかった。
お願いしにくいことをお願いしても、彼女は絶対にNoと言わなかった。
彼女はどんな時でも絶対に私の味方でいてくれた。
そんな彼女が配属先にいてくれて、私はどれだけ救われたか。
私は彼女がいなくなった後もちゃんと配属先で活動できるのだろうか。正直不安だ。
彼女がいなくなった後の配属先での活動が全く想像できなくて、不安で涙が溢れる。
お別れしなければならないことを聞いて涙が出るほど大切な人が、今まで配属先にいてくれたこと、感謝してもしきれない。
でももしかしたら、今この瞬間が私の独り立ちの瞬間なのかもしれない。
だからって活動が始まってまだ2ヶ月も経ってないし、独り立ちを焦る必要は全くないけど、今まで彼女に頼っていたこと、今度は少しだけでも自分一人でやってみようかな。と思っています。
そして何より私は彼女に今までしてもらったことを何も返せていない。
私が彼女のためにできたことはあったのか、全然わからない。
よく「してもらった恩をその人に直接返す必要はない。自分がしてもらったことと同じことを他の人にしなさい」とは言ったものだけど、それは決して私のように何かをしてもらった側の人間が言っていい言葉ではない。
彼女の帰国まであと1ヶ月弱くらい。
今からでもこれまでの恩、彼女に返せるかな。
何か彼女のためにできることはないかな。
今は彼女に対してどんなことをして感謝の気持ちを伝えようか考えています。
私も2年後帰国する時には、彼女のように帰ることを惜しまれるような人材になりたい。
配属先にとってもJICAにとっても地域コミュニティにとっても。
2年後の姿を胸を張って笑顔でいられるように、そしてそんな私の姿を彼女に見てもらえるように、毎日本当に頑張ろう。
今できることを精一杯やろう。そう思った今日の出来事でした。
あとがき
本日もお読みいただきありがとうございました。
今回は「大切な同僚とのお別れ」について書いてみました。
活動開始からまだ2ヶ月も経っていないのに、こんなにもお別れが惜しい人に出会えるなんて、なべみはなんて幸せなんだろうとつくづく思います。
お別れは寂しいけど、彼女が望んだキャリアを歩むことに対して、心から「おめでとう」の気持ちでいっぱいです。
彼女の次のキャリアを心から応援しています。
てなわけで本日はここまで。
今日もお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう〜👋👋👋