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【JICA海外協力隊】133/730日目「初めて日本を恋しく思った日」
#79 241217
こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。
本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。
停電生活3日目のなべみです。
さっき家に帰った時は電気が点いたのに。
「よっしゃ! 電気点いた!! まずはお湯作ってシャワー浴びよ!!」
そう思ってルンルンでお湯を作って温かいシャワーを浴びたなべみ。
は〜気持ちよかった。やっぱあったかいシャワー最高。
そう思ってドライヤーで髪を乾かそうとした瞬間。
停電。一瞬で部屋の電気が消えました。
「あ、、、電気まだ復活してなかったんだ、、」
というわけで停電生活3日目突入です。
日曜日にサイクロンが来てから電気は点いていません。
厳密には点いている時間とそうでない時間を繰り返している感じ。
でも点いている時間はほんの数秒だったり数十分だったり。
ちなみに同じコンパウンドに住む大家の家は昨日からずっと電気が点いています。なぜなーぜ????
大家に聞いてみたら、電線?か何かの都合で大家の家が電気を使えても、うちは使えないこともあるそう。
近所ではまだ電気が使えない家もあるらしいので、気長に待つしかないですね。しょうがないなあ。我慢しよう。
さて今回は、昨日初めて感じた「日本に帰りたい」という思いを綴ってみようと思います。
今日も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
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日本での暮らしを思い出す
ここ最近、日本での暮らしを思い出すことが増えているように思います。
日本にいた時に享受していた幸せ。
例えば美味しい食べ物。日本の食べ物ってなんであんなに美味しいんでしょうね。
お家で好きなご飯が食べられて、コンビニではご飯やスイーツ、お菓子、ジャンクフードなど全部が本当に美味しくて、外食に行っても美味しいご飯が食べられる。
あとは道路が綺麗で歩きやすいこと。
建物が綺麗で新しいこと。
生活インフラが完璧に整っていること。
便利な物たちに溢れていること。
時間に正確なこと。
言語に困らないこと。
道を歩いていても「外国人!」「お金ちょうだい!」などと冷やかされないこと。
何より圧倒的マジョリティでいられること。
当たり前のように感じていた日々が実は幸せだったんだな、と感じるここ最近の日々です。
ありふれているように思えた日々が今は少し恋しいです。
もし日本で生活していたなら
なべみは同時にこう考えます。
「もし今頃日本で生活していたなら、私はどうしていただろう?」
もし日本にいたなら、私はとある会社に勤めて毎日働いていたのかな。
つらかった仕事のことを思い出して「あー! 悔しい悲しいつらい腹が立つ!! バーカバーカ世の中のバーカ!」とか思いながら、一人チェーン店で好きなもの思いっきりドカ食いしていたのかな。
時々気心知れた友達と時間を合わせて会って仕事の話をしながらドライブしたり散歩したり美味しいご飯を食べたりしていたのかな。
飲み会にも参加してお酒を飲みながらその場の雰囲気を楽しんでいたのかな。
期間限定のフードやドリンクに心躍らせて、憂鬱な季節の変わり目を楽しんでいたのかな。
好きな音楽をかけた車に乗って、一人で熱唱しながらどこまでも果てなき道を楽しく走っていたのかな。
そんな日々に「あ〜私は本当に幸せ者だな」とか思っていたのかな。
マラウイに来る前、私は任期の2年間ずっと日本に帰らないつもりだった。
でも今なら思う。2年って長いな。
そう思った瞬間「日本に一時帰国する」という選択肢が初めて頭に浮かんだ。
でも、それでも私はこの2年間できっと日本に帰ることはないと思う。今はね。
本当にだめになったら帰るけど、それ以上に今の私は、今ここにいるマラウイでなんとか2年間をやり遂げたい気持ちの方が大きい。今はね。
「たられば」の妄想は生産性のない時間?
とまあこんな感じで、日本での暮らしを想像しては時に恋しくなって涙するような、そんな日々を送っています。
こういう「たられば」の妄想って、考えてみれば本当は無駄だし、生産性のない時間なのかもしれません。
でも私にとってはきっと必要な時間なんだと思います。
現実とは違うことを考えたり妄想したりする時間って、きつい現実を少しでも忘れるための手段になりうると私は思っています。
あとこういう感情論って、理論に比べてどうしても軽視されやすいように思います。
でも私は自分の感情や気持ちを全て丸ごと受け入れるためにも、感情論も理論もどちらも同じくらい大切にしたいんですよね。
本当は「もし日本で暮らしていたら」という妄想さえも楽しめたらいい。
でも今は楽しさよりも寂しさ・恋しさが勝ってしまい、なかなか楽しいという気持ちにはなれないのが現実。
そんな日もあるな。そう思って明日も活動頑張ろうと思います。
あとがき
本日もお読みいただきありがとうございました。
今回は「初めて日本を恋しく思った日」について綴ってみました。
別の視点で見れば今の暮らしも絶対幸せだし、なべみは今まさに、人生の中で二度と経験できないようなかけがえのない日々の中にいるんだと思うんです。
今はきっと、なべみにとってはマラウイでの幸せに敏感になれない時期ってだけなのかもしれません。
「海外に住むと何よりも日本の良さに気づけるよ」
いつしか地元出身のOVさんが言っていた言葉を思い出します。
日本にいた頃じゃ気づけなかった幸せに今気づけているような気がします。
そう思えば、マラウイに来たことにも絶対に意味があった。
もうそれでいいや。と思うことにします。
てなわけで本日はここまで。
いつもなべみの記事をお読みいただきありがとうございます。
また明日お会いしましょ〜👋👋👋