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【JICA海外協力隊】163/730日目「なーんか疲れちゃった昨日の話」

#109 250116


こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


配属先でブログを書いています。今日も相変わらず暇です。

昨日はなーんか疲れちゃったな。配属先でも家でも。

というわけで今回は、昨日の疲れた話を雑多に綴っていこうと思います。

本日も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。




2025年1月15日(水)の疲れた記録

① 配属先での挨拶キャンペーンがうまくいかなかった

配属先では特に何か大変な仕事をしたわけじゃないけど疲れちゃいましたね。

なべみは毎朝同僚に挨拶キャンペーンをしています。

挨拶キャンペーン:毎朝なべみが配属先に来たら同僚たちの部屋を練り回って挨拶しまくって「みんなー!なべみは今日出社してますからねー!」って同僚に全力アピールするキャンペーン)


内向的な人間がやる挨拶キャンペーンってやっぱ多少なりともストレスは感じるわけで。

挨拶キャンペーンを始めた当初は「よしやるぞー!」って内向的な自分を奮い立たせながら張り切ってやってたけど、やがて挨拶キャンペーンが日常になってくると、本来の内向的な自分が現れてきて挨拶がめんどくさくなってくる。毎回話題を考えることに疲れてくる。

しかもうまく話が続かなかったり、相手から「こいつ今日も話のネタないのに話に来たのかよ」みたいな反応されたりすると「ああ、、やっぱり私は話下手だ、、今日キャンペーンしない方がよかった、、」と心の中でしくしく泣いていたりします。

いくら国際機関にいるとはいえ、結局なべみはマイノリティのままだから、変な外国人という視点で見られることに変わりはないんですよね。


② 同僚が電話口で話す英語がわからなかった

そして昨日の夜は、緊急時の訓練みたいな感じで緊急連絡網を使った電話での訓練がありました。

何か緊急事態が発生した時に連絡網で電話をかけていって、電話口で暗号と「避難を始めてください」みたいな指示を言っていくんですよね。

でも同僚から来た電話でその暗号と指示が全然わからなくて、でもわかったふりをしてOKとか言っちゃって。

あとは慌てすぎてこっちの話す英語が電話口で相手に全然伝わらなかったり。

「私ってこんなに英語できなかったんだな、、」と一人しょんぼりした昨日でした。


③ ウォッチマンが遅刻してきた

あと昨日はうちのウォッチマンが遅刻してきたんです。

最近遅刻癖のあるうちのウォッチマン。夜だけ雇っているウォッチマンですが、昨日は出勤時間になっても来ませんでした。来たのは出勤時間の30分後。遅刻は直近だとこれで3回目。

1、2回目の遅刻の時も指摘しようか迷いましたが、そもそも時間感覚にルーズなマラウイアンに対して異文化の私が「遅刻してるよ!」なんてぷりぷり怒るのはちょっとな、、と思って、「今日出勤遅かったね、なんかあったの?」程度に話を聞くくらいで終わっていました。

でも昨日は配属先での疲れもあって、遅刻してきたウォッチマンに今まで溜めていた不満が爆発しそうに。でも爆発させるのは違うと思って、できるだけ冷静に(なれていたかはわからないけど)遅刻に対する注意をしました。

「ねえ、あなた最近遅れてくることが多いと思う。昨日と一昨日は私があなたに夕食を分ける話をしていたから、あなたは早く出勤したみたいだった。でも『冷蔵庫に何もないから何か食べたいなら明日は自分で持ってきてね』って話を昨日したら、今日は遅刻してきたよね。もしかして私の食べ物を当てにしているの? そしてあなたの会社から派遣されているJICAドミトリーのウォッチマンの一人は最近別の人に交代させられたのよ。なぜなら彼は遅刻が多くて勤務態度が良くなかったから。私にはあなたの勤務態度を会社に報告する義務がある。そしてあなたは会社に雇われている身として勤務時間を守って仕事を全うする義務があるはず。今回の遅刻はもう既に起こってしまったことだから仕方ない。でももし次に遅刻したら、私は自分の義務を果たす意味で、会社にあなたの勤務態度を報告する必要がある。だから出勤時間はちゃんと守るのよ、OK?」

そしたらウォッチマンは "I apologize" と言いながらも「食べ物目当てで遅刻しているわけじゃない」「遅刻するのはここに来る前の日勤の仕事が終わらないから」「家からここまで来るのに5kmあるから」「歩いてこなきゃいけないから」などとタラタラと言い訳を言ってきました。

うーん、日本人の私からしたら本当に申し訳ないけど "Ok ok" と言いながらも実際は「そんなの知るか」という気持ちでした。我ながら心せま。

難しいな、関係づくりって。


④ ウォッチマンに貸した調理器具を壊されたりなくされたり

最近バウラー(七輪)をゲットしたなべみは、ウォッチマンに食材と調理用品を渡してたまに外で夜ご飯を作ってもらっています。私だけでなくウォッチマンも食べる用に。

昨日、その前の晩に貸した調理用品を返してもらったら、なんと鍋敷きがぶっ壊れていました。

あとは貸したマッチ箱もなくしてしまったそうです。まだマッチたくさん入っていたのに。てかマッチ箱なくすって普通に危ない。うち外に番犬いるのに。間違って食べちゃったり火ついちゃったりしたらどうするのよ。

これを全てのマラウイアンに当てはめるのは失礼ですが、もしかしたら人から借りた物を大切に使って綺麗にして返す習慣があまりないのかな、と感じました。

こういう習慣に対していいとか悪いとかいう勝手な価値観を付加するのは良くないと思うのですが、個人的にはちょっぴり残念エピソードです。


元々の鍋敷き。中華ショップで買いました。


ウォッチマンから返ってきた鍋敷き。信じられない壊れ方。紐の部分が切れてボロボロです。私が何度使っても壊れなかった鍋敷き、たった1回でどうしてこんなにボロボロになるんだ?笑


そんな悲しい出来事から学んで、なべみは全部の調理器具、食材のパッケージに名前を書きました。

そしてお道具箱には "Do not lose anything" と書いた紙テープをデカデカと貼り付けます。

他のマラウイ隊員によると「持ち物に名前を書いても現地の人は壊すものは壊すし、なくすものはなくす」と聞いたことがあります。

どんなに足掻いても無駄かもしれないけど、やらないよりはマシだと信じて。


もう何もなくならないでほしい。なくしてもまた買えばいいんだけど、物をなくされて気分は良くないよね。


ウォッチマンに貸す調理用品お道具箱。紙テープに "Do not lose anything" と書いてお道具箱に貼り付けました。こんなの書いても無駄だろうけどせめてもの悪あがきに書きました。


協力隊員こういう一日もある

とまあこんな感じで、なべみの昨日はお世辞にもいい一日とは言えませんでした。

SNSとか他の人のブログ記事見てるとみんな楽しそうで活動頑張ってて輝かしい日々を過ごしているように見えるじゃないですか。

でもなべみは今週一週間ずーっと暇だし同僚とおしゃべりしたりブログ書いたりネットサーフィンしたりして一日終わってる。

なんなら同僚とのおしゃべりもうまくいかないし、英語なのに電話口での会話がままならないし、家に帰れば思いもよらないようなハプニングが起こるし。全然キラキラしてない。むしろ泥臭い一日。

今回はあえてそんなうまくいかない一日を書き下ろしてみました。

時間が経ってこの記事を読み返した時に、今日書いたうまくいかなかった一日がいい思い出になってるといいな。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回は、なんか疲れちゃった昨日の話を書いてみました。

こうやって書いているうちに、昨日の苦い一日を自分の中でだんだんと肯定できるようになってきました。

でも昨日は全部がうまくいかなかったわけじゃなくて。

仕事に行く途中でいつも声をかけてくれるマダムといつもより時間をかけて話せたり、オレンジ色の綺麗な小鳥さんを写真に残せたり、近所の子供たちに挨拶したらキャッキャして笑ってくれたり(何が面白いのかわからないけどまあいい)。こんな感じでもちろんいいこともたくさんありました。

だから全部がうまくいかなかったわけじゃないんです。

それに気づけただけで、実は昨日はいい一日だったのかもしれない。そう思うことにします。


では本日はここまで。

いつもなべみの記事をお読みいただきありがとうございます。

また明日お会いしましょ〜👋👋👋





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