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【JICA海外協力隊】131/730日目「わかったふりは優しさでもなんでもない」

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こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


停電の中でブログを書いているなべみです。

今外は大雨で、今日2回目の大雨です。

マラウイは生活インフラが天候に左右されやすい国だなあ、と常々思います。

ひとたび大雨が降れば停電や断水は当たり前のように起こります。

さらに最近は首都の水公社にあるポンプが破裂したとのことで、首都の広範囲で断水が発生中とのことです。

幸い我が家は断水の該当地域外に位置していたため今回の断水被害はないですが、水が出ないことで洗濯やシャワー、トイレなど日常生活に支障が出てきます。

今は雨季のため一日の中で悪天候になる時間帯が多く、停電や断水が以前よりも起こりやすくなっています。

なべみの家は最近電気が使える日がずっと続いていたので、今回停電になったことで、電気が使えるありがたみをずっと忘れていたことに気づきました。

電気や水が使えることに改めて感謝の気持ちを持って生活していこうと思います。


今回は、わかったふりをする自分への戒めの記事を書こうと思います。

今日も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


ある日いつもより遅めに出勤している途中、午前中の学校から帰る子供達と遭遇しました。最初は彼女らを追い越す時に挨拶だけして、そのまま追い越して歩いていきましたが、配属先まで歩く途中と彼女らの帰る方向が同じだったようで、ずーっとニコニコしながら私の後ろをついてきていたため、配属先に行くまでの道中を一緒に歩きました。ちっちゃい制服が可愛すぎました。




わかったふりが癖になっているなべみ

なべみの長年の悪い癖。

それはわかっていないのにわかったふりをすること。

相手の話をわかっていないのに、わかったふりをして相手に話を合わせる癖があります。

そしてそれは言語の問題じゃないんです。

日本語だろうが英語だろうが現地語だろうが、わかってもいないことを分かったかのように振る舞い、相手に話を合わせてしまいます。

相手が気持ちよく話をできて、テンポよく会話が進むなら、自分はわからないままでいい。

「それっぽい会話ができればいいや」と、相手をわかろうとするコミュニケーションを諦めている自分がいます。


わかったふりをする理由

① 耳が遠いから

なべみがわかったふりをする理由。それはそもそもなべみ自身の耳が遠いから。

話をする相手とちょっと席が離れたり、バックグラウンドミュージックが少し大きかったりすると、相手の話が全く聞こえなくなってしまいます。

なので、耳が遠い自分を誤魔化すためにそれっぽく適当に話を合わせてしまいます。

というか、そもそも「こんな悪環境の中で聞き返しても無駄だな、どうせ聞き取れないしな」と会話を諦めてしまっている自分もいます。


② 相手を困らせたり怒らせたりするのが嫌だから

わかったふりをするもう一つの理由。

それは自分が相手の話を聞き取れないことで相手に嫌な思いをさせたくないから。

自分のせいで「なんで聞こえないんだよ」と相手を困らせたり、怒らせることもとっても怖い。

我ながら繊細すぎる。

自分のせいで目の前の相手との関係性にヒビが入るのが怖い。

だから本当は話の内容や意味をわかっていないのに適当な返事をしてしまいます。


相手を困らせない「わからない」の伝え方を知らないだけ

しかしなべみは考えます。

それは、なべみがただ「『わからない』の伝え方を知らないだけ」なのかもしれない、ということ。

自分が相手の話をわからないことで相手に嫌な思いをさせたくないのであれば、自分の「わからない」という気持ちも大切にした上で、「わからない」という素直な気持ちを伝えればそれでいいのかもしれない。

例えば、わからないと言う前に「ごめんなさい」「私の理解が追いついていなくて」「私はまだまだ英語を勉強中で」など、自分の思いを一言付け加える、とかかな。今のところ思い浮かぶ解決策は。


わかったふりは自分勝手な行為

そして、なべみがもう一つ認識しておきたいことは、わかったふりは自分の首を締めている、ということ。

わかったふりは、自分と会話をしてくれている相手に対して失礼な行為なんだと思う。

私はつい、わかったふりをして相手に話を合わせることが相手に対する優しさなんだと思うことがある。

でもそれはきっと優しさなんじゃなくて、「優しくしてあげている」というただのエゴ。

私はきっとわからない自分を受け入れたくないだけなのかもな。

だから私は相手との会話の中でわかったふりをするのをやめたい。

目の前にいる相手を大切にする意味でも。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回は、わかったふりをする自分について私見を書き連ねてみました。

今のなべみに足りないのは「わからないことをわからないと言う勇気」のように思います。

「わからない」と思うことはなべみが持つ正直な感情で、そんな自分の素直な感情を無視することは自分を大切にしていないことと同義のような気がしています。

だから自分と目の前の相手をどちらも大切にするためにも、わからないことを素直に「わからない」と言える素直で強かな人になりたいと思っています。

この2年間でそんな人間になれるかな。いや、絶対なろう。


というわけで本日はここまで。

いつもなべみの記事をお読みいただきありがとうございます。

また明日お会いしましょ〜👋👋👋





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