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”知らない”と思っても、それは初めての出会いではないのかもしれないのだった……。
気になるクモが一匹。
小さすぎず、大きすぎない。
色は茶色。
袖
その子に気づいたのは、朝。
タバコの煙を吹きかける。
少し動いた。
触
しかし、動きが鈍い。
その場を離れない。
一体、何なんだろう。
れ
朝グモは縁起がいい。
そういうことにして、その場を離れた。
Bye-Bye.
合
一日の終わり。
夕方、その場に行くと、そこにまだじっとしていた。
一体、何なんだろう。
わ
タバコの煙を吹きかける。
少し動く。
まだ生きているようだ。
ず
死が近いのかな。
何か他の要因でもあるのか。
謎の茶グモ。
![](https://assets.st-note.com/img/1657720043481-gomkG1AruN.jpg?width=1200)
次の日、
その茶グモは、
消えていた。
も
移動したんだろうか。
捕食されたんだろうか。
真実を知ることはない。
多
あの日、
あの時、
出会った。
生
私が君を見て、
君が私を見て、
それを天が見ていた。
の
それは、
意味があったのか。
無意味だったのか。
縁
君とまた会うことがあるのかな。
その時、
気づくことが出来るかな。
か
そんなことを思いつつ、
いつもどおりに、
タバコの煙を吐き出す。
も
天に上りゆく煙が、
風に吹かれて、
世界と同化する。
❤
★\(^^)/☆
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