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自分だったら何が現れるかな?心に強くある存在。内なる対話… 映画「惑星ソラリス」★4
謎の惑星ソラリスの調査隊に起こる怪異。人類の未知との対話。
SFサスペンス。
1972年 ソ連 165分 「Солярис」
監督アンドレイ・タルコフスキー
原作スタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」
なんのこっちゃ笑 わからん。とは言え、魅せられるなー。画面への吸引力。ついつい見入っちゃう。難解さに戸惑いながらも、画の美しさ、表現、バッハ、ストーリー、構成、質高し!
タルコさんの画の美しさは毎度毎度、感嘆させらるが、今回は船内シーンが多く、その辺はあまり好みではなかった。無重力シーンはもちろん好きだけど。その他、外の自然の中での画はやはり圧巻。
ポイントで流れる、バッハの「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」という曲らしいが、めっちゃ効果的でシビれる。神聖で荘厳な雰囲気?どこで流れてたっけな、3回くらいあったと思うが。
これは幻覚じゃない。むしろ良心の問題なのだ。
あとは、肝心の内容なんだが…。正確に理解できたと思えん笑 クリスは嫁への罪悪感が強くあったのか、それでソラリスによって具現化するけど、母への思いは…どういう感じ?愛を求めてる?
それから、ラストは、結局ソラリス内だと思うけど、父への思いもよくわからん。最後のあれは、どういう感情?ひざまづいてすがるような。ちょうど主人公のその辺がわからないからモヤモヤする!笑
ソラリスは、自分の中の強い思いの部分が具現化する感じだから、ソラリス=自分の心みたい? 鏡。執着している自分の心と向き合う。内なる対話。答えは外ではなく、自分の内にある的な。
我々はなぜ苦しむんだろう。
宇宙的感性を失ったからだろう。古代人はもっと純粋で、それゆえ悩みもなかった。シジフォスの神話さ。
「宇宙的感性」という語にときめく。やはり、昔の人より鈍ってるんだろうか。鈍ってるのか、喪失してるのか。でもそれゆえ、得たものもあるんだろう。いつでも進化の途中なんだろうし。苦悩も必要悪か。
ブリュ-ゲルの絵もどういう意図なのか。調べると、人生の浮沈や人間の喜怒哀楽・貧富、四季折々の生活や、自然への畏敬の念など、様々な捉え方ができるものらしい。わからんよー笑
もうこの映画の完全解説みたいなの見たいわ笑 もしくは人によってとらえ方が違ったりするものか。まあ、また観るか。でも、理解しようとすると集中してみないといけないから、なかなかな…。
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余談ですが、これもいいけど、「2001年宇宙の旅」の方が好みかな。
その他、タルコさん鑑賞記録。
☆\(^^)/★
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