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偉大な建築家の人生。何を想う… 本「pepita 井上雄彦meetsガウディ」★3,5

「時空を超えて「鬼才」と「奇才」が呼応しあう。 ガウディの眼を携えた井上は、自然、建築、街、カタルーニャの 人々から受け取れる創造の“種=pepita"を切り出していく」(https://amzn.to/3jwjdbOより)

2012年 井上雄彦
(取材は2011年)

Contents
※スケッチ約15点、下絵約50点、写真約100点からなる書籍(創作ノート)と、取材過程を収めたDVD(収録時間約75分)の構成。
はじめに
Act 01 創造の源泉、モンセラ
Act 02 自然への敬意
Act 03 職人の家系
Act 04 若き日の理解者
Act 05 有頂天時代
Act 06 作品からの発見
Act 07 リーダーの条件
Act 08 喪失感との闘い
Act 09 自然の摂理
Act 10 ガウディが遺したもの
栄光のファサードに書をしたためる
ガウディ年表
あとがき

これで、井上雄彦さんの絵を楽しみつつ、けっこう深くガウディについて理解できる。ガウディ作品はもとより、家系や幼少時代、題にもなっている女生との失恋、職人さん達、そして自然への想い、など。

ガウディというと、やはりサグラダ・ファミリア、あとカサ・ミラくらいしか知らなかったけど、その他、パトロン?のグエルさん関連の作品など、多くの(全て?じゃないか)作品も、わりと詳しく、写真で知れる。

印象的だったのは、モンセラ。確かに、何かが想起されそうな佇まい。ガウディはこれを見て何を思ったのか。それからペピータ嬢との大失恋。なんだか妙に共感しちゃうな。その後、恋の記録はない、らしい…。

必ずしも良いとは言えない経験って、その人の奥っていうか、深さをつくるじゃないですか。井上雄彦

あとはやっぱ、「自然」への想い。作品(後期?)から感じる、生命体のような柔らかさ。ガウディの自然観がにじみ出てるように思う。自然への畏敬の念。なんだか、今の時代によく似合うような。

モンセラート修道院
コロニア・グエル教会地下聖堂
カサ・バトリョ

創造するのは神だ。人間は発見するものである。ガウディ

そういえば、結局サグラダ・ファミリアの完成はいつになるんだろう?
ここでは(2011年時点)、2026年予定らしい。
ガウディの没後100年。

サグラダ・ファミリア

我らを悪より救い給え

ついでに、「破砕タイル」という手法がガウディ建築でよく使われているみたいで、それを井上さんが絵としてやってみたやつ、けっこう楽しそうなので、いずれやってみようと思う。コラージュか。

(ちなみに、DVDの取材記録は、音声とかビミョーだったような。ちょっとハッキリ覚えてないけど、聞こえづらかった気がする。全部に字幕つけてほしかった。チープな印象。まあ、おまけ程度のものなのかな)

★\(^^)/☆

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nabecho
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