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📕2 一丁の拳銃を巡る事件
2020/5/7
こんにちは。
なべべです。
今回、読了した本は
東川篤哉著 『密室に向かって撃て』
読了日
2020/5/4
これは前回紹介した『密室の鍵貸します』の烏賊市シリーズ第2弾である。2人組の刑事×探偵達による本格推理小説。
📕あらすじ📕
警察署の刑事達の不手際で拳銃が流出してしまう。その拳銃により、殺人事件が起こる。一方、探偵は十乗寺食品の会長である十乗寺十三から孫娘の3人の花婿候補の調査を依頼される。その報告をしに十乗寺邸に伺ったところ、ある殺人事件が発生する。この殺人事件を起こした犯人のトリックを刑事と探偵は見破ることができるのか。
👤主な登場人物👤
>戸村流平:大学を中退し、フリーター。鵜飼探偵の1番弟子。
>鵜飼杜夫:探偵。烏賊川市一の名探偵。車はルノー。
>砂川警部:烏賊川市署の敏腕警部。
>志木刑事:砂川警部とコンビを組む刑事。
>二宮朱美:鵜飼探偵事務所があるビルの管理人。鵜飼探偵の2番弟子or経理担当。
>十乗寺十三:十乗寺食品会長。鵜飼探偵に孫娘の花婿 候補の調査を依頼。
>十乗寺さくら:十乗寺十三の孫娘。二十歳の美女。愛犬のサクラスルメオーと行動を共にする。
🌟グッときた言葉🌟
☆「悲しい報せというものは胸をいっぱいにしてくれることはあっても、お腹をいっぱいにはしてくれないものである。」
☆「相手に恥をかかせるのは、紳士の行うことではありません。」
読み終えて
流出した一丁の拳銃こそが、この本の主役ともいうべき存在である。砂川警部と志木刑事×鵜飼探偵のやりとりの他、全般的にクスッと笑ってしまうギャグが散りばめられている。その中に上手く伏線が入っているので、よく見逃してしまうこともある。そして、全てのキャラクターの個性が面白い。