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TOEIC リーディング力の伸び悩みを打破する方法

TOEIC を含めて、リーディング力に伸び悩みを感じていませんか?

「スムーズに読めるようになりたい」
「素早く読めるようになりたい」

そんな時に、「とにかく英語を読めばいい」と思われるかもしれません。もちろん、量という観点からアプローチすることは大いにありです。リーディング力をアップさせるにあたって、ある程度の量を読み、単語や文法が使われている場面を身につける必要があるからです。

そこでポイントになるのは、読む素材のレベルです。もしリーディング力に伸び悩みを感じているのであれば、素材のレベルを下げることをご提案します。

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さて、本日のテーマは「リーディング教材のレベルを下げる」ことです。レベルが上がっていく中、教材のレベルを下げることには勇気が必要です。ただ、下げるべき理由がハッキリとすれば、迷うことなく、その教材で英語に触れることができるはずです。

👓 この note を書いているぽるぽるのプロフィール 👓
・講師(東京海洋大学/市進予備校/天狼院書店)
・著書(TOEIC TEST 戦略特急/毎日の英単語)
・国内独学・留学なしで TOEIC 990点満点・英検1級

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では、「教材のレベルを下げる」ことについて考えていきましょう。

👓 読み滑りの可能性

「読めている感じはするものの、なんとなくでしかわからない」という状態になったことがありませんか? 特に、自分にとって難しいレベルの素材を読んでいる時に起こることが多いです。読んでいるのに頭に入ってこない。この現象を「読み滑り」と呼んでいます。読んでイマイチ意味がわからないときは、だいたい読み滑りが起こっている可能性が高いです。

読み滑りをしていると、英語の勉強をしているようで、効果が半減します。要は、読んでいるつもりになっているからです。リスニングで言う「聞き流し」に近いと思ってください。耳には入っているものの、理解はできていない。リーディングでも、目には入っているものの、理解はできていない、という状態ですね。

TOEIC 対策や英検対策をしている際に、この現象に頻繁に遭遇しました。なんとなくでしか理解できないため、非常にストレスが溜まり、勉強が億劫になった記憶があります。

この「読み滑り」のままで英語をいくら読んでいても、英語力が上がりにくいことはご理解いただけるでしょう。「聞き流し」で効果が薄いことを知っている方は多い割に、「読み滑り」で効果が薄いことを知らない方は少ない気がします。

👓 教材レベルの重要性

「読み滑り」が起こるのは、その教材のレベルが自分に合っていないからです。

もちろん、自分のレベルよりも難しい英語に触れることによって、「こういうレベルもあるのか」と知るのは大事です。また、そのレベルを使い続けることで「難しいレベルを普通にする」という狙いもわかります。

しかし、教材が合わないことで、効果が半減したり、最悪、英語を読むことをやめてしまうのは避けたいですよね。教材レベルによって、英語学習が継続できるかどうか関係してくることがあるわけです。

今の教材レベルはご自身に合っていますか?

👓 教材レベルを下げた結果

先ほど「勉強が億劫になった」とお伝えしましたが、そんな時に実践したのが「教材のレベルを下げる」ことです。

TOEIC の例を出しましょう。900点を超えて、さらに高いスコアを目指していた際に、ハイレベルの学習者向けに作られた英文ばかりを読んでいました。読めなくはないのですが、スムーズに読める感覚が減り、モチベーションが下がったことをよく覚えています。英語が読みにくいので、何度も返り読みをした気がします。

そんな時に、普通のレベルの教材を読むことを決心しました。どうしてそんなことをしたのかは覚えていませんが、英断だったと思います。実際に「英語が読める」楽しさを思い出し、前から英語を理解する感覚を自分の中に染み込ませました。そして、楽しさを取り戻したことによって、英語学習は加速したように記憶しています。

教材レベルを下げることで、できる感覚を取り戻すことができます。難しいレベルの教材に触れることは否定しません。ただ、バランスは必要だということ。英語ができるようになると、難しい教材を求めがちですが、少しレベルを落とすと、「読み滑り」が減って、英語学習のバランスが整います、というお話でした。

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今日も読んでくださって、ありがとうございます!

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それでは、英検一級を一発合格した際に実行したことをお伝えしていきます。

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