おじい、おばあの奥深さ
こんにちは。
2023年2日目です。
年末年始は、家族や親戚と過ごす時間が多くありました。
両親ももうすぐ還暦で、祖父はもう89歳です。
老眼が始まったり、耳が遠くなったり、同じことを何度も聞かれたり。笑
そういう年齢です。
若い人の感覚からすると、とても煩わしいと思えるようなことで、正直なところ、1〜2年前は、友だちや恋人といる方が楽しいし充実している、と感じることが多くありました。
普段の食事や生活環境、恋愛のことも聞かれて、余計なお世話だなと思ってしまうこともしばしばありました。
ただ、なんとなく最近は、特におじいちゃん、おばあちゃんくらいの年代の方と話すのが心地よいなと感じています。
同じことを聞かれるのも、ちょっと踏み込んだ話まで聞かれるのも、むしろちょっぴり嬉しいくらいで、率直に話して「あーでもない、こーでもない」と言ってもらおう、くらいの感覚です。
私は、大学入学の18歳のタイミングで実家を離れて一人暮らしをはじめました。
一人暮らし歴は今年で8年で、気づけばもう人生の約1/3の時間が一人暮らしです。
それもあって、両親や親戚と適度な距離ができたことで、このような感覚になっているのもあるのかなとは思います。
ただ、この年末年始に一緒に会話をしていて感じたのは、とても人間らしくて素敵だなということです。
嫌いなものは嫌い
できないことは変に意地を張らず、周りの人に頼る
かと思えば、妙に頑固なところもあって、自分の主張を曲げない
自撮りができただけでとても喜ぶ
それで喜んでいること、そのひとときを素直に楽しんでいる
頑固さがありつつも、若い人のエネルギーや柔軟さにも敬意を払っている
すごくシンプルで、まっすぐです。
ありのままの姿を自分で受け入れ、いい意味での諦めがあり、ただ、今を愉しんでいる。
そういった在り方を間近にみて、ふれて、その奥深さに尊敬の念が湧いてきました。
そういう捉え方ができたからこそ、おじい、おばあとの「あーでもない、こーでもない」のひとときを楽しめたのかなと思いました。
素敵な時間でした。
ありがとうございます。