スポーツ観戦の面白さに気づくには ~日本vsドイツ戦を観て~
サッカーの面白さが分からないまま、けれど分かるようになりたいと思い続けて早数年。先日のサッカーW杯、日本vsドイツ戦を観たら、一気にサッカーというスポーツに惹き込まれました。
記憶にある中で一番古いサッカーの試合は、定かではないものの、たぶん2018年W杯でのポーランド戦。その頃私は大学に入ったくらいで、サッカーについては、ルールも選手も無知でした。観た理由は「世間がW杯で盛り上がっているから」。しかしこの試合、時間稼ぎが顕著で、サッカーの試合を観るのがほぼ初めてだった身からすると、「サッカーってなんてつまらないスポーツなんだ」と思ってしまいました。
それから幾度か訪れるサッカーの大会。日本代表の試合だけではなくて、海外サッカーにも興味を持っていたので、欧州の大会(CLなど)を観ていました。けどね、まともにルールも知らず、気になる選手もいないサッカー超初心者には、なかなか面白さが分からなかったです。
そして2022年W杯、日本代表の対ドイツ戦を迎えた11月23日。「テレビや新聞、周りの人との話で『W杯』て耳にするし、試合開始も22時からで観やすい。スマホ片手に観てみるか」くらいのテンションで観始めました。しかも前半終盤から。余談ですが、家のテレビの調子が悪く全く映らないので観戦を諦めていたところ、Abemaで観れるとのことだったので途中参戦したのです。スマホ片手に選手の名前と特徴を勉強しながら。
チャンネルを合わせたとき、0(日本)−1(ドイツ)。そして前半終了。特別期待をしないまま後半戦へ。後半途中で日本が同点に追いつくゴールを決めると、「少し面白くなりそう」とワクワクしました。
最終的に、この試合をきっかけにサッカーに興味を持ったのですが、その理由はきっと「惹き込まれる瞬間に出会えた」から。特に印象に残っているのは、ドイツからの連続攻撃を受けた場面です。ゴール目の前で3、4回だったか、ゴールを狙われてもしぶとく防ぎ、得点を許さなかったシーンで「熱」を感じ、サッカーの面白さに気づき、惹き込まれました。
その後、浅野選手による得点で日本が逆転。こうなると、最後まで粘ってほしいと強く思うように。終了直前でのドイツによるPKも「どうにか止めて」と願う。そして無事、次のポイントを許さないまま試合終了。2-1での勝利、おめでとう、そして素晴らしい試合をありがとう。おかげでサッカー観戦がを好きになれそうです。
♢♦︎♢
スポーツ観戦の面白さに気づくには、「惹き込まれる瞬間に出会うこと」が鍵だと感じました。私が、プレーではなく観戦という意味で一番最初に興味を持ったスポーツは「野球」。2016年の甲子園で、東邦高校が9回裏で4点差をひっくり返して逆転勝ちをした試合は、今でも覚えています。地元の勝利、そして間違いなく大きなプレッシャーがかかるであろう試合終了直前に粘り強く戦い抜い熱意に感銘を受けたことをきっかけに、野球のルールを知り、試合観戦もするようになりました。
惹き込まれる瞬間に出会えたら、きっと一瞬でそのスポーツの虜になるはず。しかし、その瞬間は狙って訪れるものではなく、偶然巡り合うものだと思います。
♢♦︎♢
今回好きになれたサッカー観戦は、今後も続けていきたいです。話の幅も広げられるからね。あと、バスケやバレーは好きだけどまだ虜になってはいないので、今後どこかのタイミングで、惹き込まれる場面を観たいな、なんて思っています。